マーケティングにおいてデータやテクノロジーの比重が増すにつれ、広告主企業のクリエティビティへの向き合い方にも変化が生じている。広告主企業からのカンヌ参加者は増加の一途で、今や3000人と全体の4分の1を占めるまでになった。マーケティングの最高責任者であるCMO(Chief Marketing Officer)ら幹部も続々カンヌ入り。 英エコノミスト誌(http://www.economist.com/)は今年、セッション「Wake up with The Economist」でカンヌデビュー。171年の歴史を持つ名門メディアの求心力で、グローバル企業を中心に業界注目のマーケティング責任者を毎朝3人ずつ5日間、計15人集めた。業界や自身が直面する課題、クリエイティビティへの挑戦をめぐるディスカッションの模様を、モデレーターを務めた同誌エグゼクティブ・エディター、ダニエル・フランクリン氏に聞い