10月1日スタートの幼児教育・保育(幼保)無償化措置から、外国人向けの幼稚園だけが外されようとしている。政府が、「『各種学校』に当たる幼稚園は"幼児教育の質が制度的に担保された施設"ではなく、無償化の対象にならない」との決定を下したのだ。 全国紙社会部記者はこう説明する。 「各種学校として認可を受けている幼児教育施設はすべて外国人幼稚園なので、これは事実上、外国人幼稚園の無償化除外を意味します。その数は朝鮮学校幼稚園が40、ブラジル系やインターナショナルスクールなどが48で、合計88園です」 この政府決定に、幼保無償化問題に詳しい金 星姫(きん・そんひ)弁護士はこう首をひねる。 「無償化の対象は幅広く、認可外保育施設やベビーシッター、ベビーホテルなども支援の対象となる見込みです。各種学校の認可を受けて運営されている外国人幼稚園だけが対象外というのは理解できません。各種学校の外国人幼稚園に通