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ブックマーク / gendai.media (70)

  • 『虎に翼』現象を制作陣はどう見ているのか。「自分ごと」にさせる「NHKの集合知」(田幸 和歌子)

    女性法律家のさきがけ・三淵嘉子をモデルとする、吉田恵里香氏による脚×伊藤沙莉主演のNHK連続テレビ小説『虎に翼』が、放送6週を終え、異色の盛り上がりを見せている。 朝ドラ発の流行語や人気キャラ、ブレイク俳優、社会現象などは多々あったが、オンライン&オフラインで、この作品に触発されて「私の話」をする人が続出しているのだ。それは例えば、自分と母の進学にまつわる話や、学校や職場で受けてきた男女差別や格差の話(過去記事を参照:『虎に翼』で新たな朝ドラ現象。「寅子は私」と語りはじめた女性たち)。 こんなにも視聴者が朝ドラを「自分ごと」としてとらえ、口々に語り出すケースは見たことがない。 こうした自然発生的な現象が生まれた背景には、おそらく作り手の強い意志がある。なぜなら『虎に翼』には、社会的に虐げられ、軽視されてきた全ての人々の思いを拾いあげようという思いが随所に感じられるからだ。 例えば、憲法記

    『虎に翼』現象を制作陣はどう見ているのか。「自分ごと」にさせる「NHKの集合知」(田幸 和歌子)
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    pon-zoo 2024/05/10
    「基本取材・報道を経験して後ドラマ部へ来る」この経験が大きいよね。人間は自分の中にあるものからしかものは作れない。取材して様々な声に耳を傾けてそこからまた勉強して。それがこのドラマに結実してる。
  • 偽情報や陰謀論…「日本好き」欧州の若き研究者が「日本社会も劣化している」と語る理由(栗田 路子)

    「日のアニメから日が好きになった」 「旅をして清潔さや電車の時間が正確なことに驚いた」 これはSNSにも集まる「日が好き」という海外の方の声の一部だ。 しかし日が好きで研究を始めたら、また別の面が見えてくることもある。 ジャーナリストの栗田路子さんはベルギー在住。先日『ヨーロッパ日研究協会(EAJS)』が開催するカンファレンスに参加すると、驚くような研究発表がなされたという。 「何度も何度も日に足を運び、合計すると何年も日に住み、平均的日人以上かと思うほど日の新聞や雑誌に毎日のように触れて、”日の家族”と呼ぶほどの近しい人々や友人のネットワークをしっかり培う」ような研究者たちが「日ヤバイ」と感じ、それを発表していたのだ。 栗田さんが研究者たちの伝える日について綴った前編では、東日大震災で原発事故があってもなお「ショウガナイ 」で原発依存を受け入れたり、ウクライナ

    偽情報や陰謀論…「日本好き」欧州の若き研究者が「日本社会も劣化している」と語る理由(栗田 路子)
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    pon-zoo 2023/10/30
  • 「中華BL(ボーイズラブ)規制」の闇…中国人漫画家が明かす、立ちはだかる「規制と検閲」のリアル(モーニング編集部)

    2023年モーニング22・23合併号に掲載となった読み切り漫画『日の月はまるく見える』(以下『日の月』)は、母国・中国BL漫画を描いていたヒロイン・夢言(むげん)が表現の規制に悩み、自由に漫画を描ける日へ行くことを切望する物語。日中国のさまざまな慣習の違いを描いた作は、SNSを中心に大きな反響を呼んだ。この『日の月』がモーニング・ツーにて連載となるにあたり、作者・史セツキ氏に『日の月』にまつわる裏話や、日での初連載に臨む意気込みを聞いた。 【『日の月はまるく見える』はどんな物語…?】母国・中国BL漫画を連載中の夢言。規制が多くなかなか思った通りの作品を描けず、そして収入も満足に得られず、悶々とした日々を送っていた。そんな時、お見合いの話が舞い込んだ。相手は同級生の致遠。彼とは夢言が描いた漫画に関して因縁があり、夢言が今一番会いたくない男性だった… 様々な壁があった

    「中華BL(ボーイズラブ)規制」の闇…中国人漫画家が明かす、立ちはだかる「規制と検閲」のリアル(モーニング編集部)
  • 仲間を平気で裏切り、国民を見下す…「木っ端集団」が乱立する立憲民主党の「正体」《共産党と選挙協力して自爆》《ついに連合も分裂危機》(週刊現代) @gendai_biz

    仲間を平気で裏切り、国民を見下す…「木っ端集団」が乱立する立憲民主党の「正体」《共産党と選挙協力して自爆》《ついに連合も分裂危機》 選挙で自民党をコテンパンにしたのも今は昔。この国の最大野党は、空理空論を弄し、足の引っ張り合いに明け暮れるばかり。独りよがりの正義に酔うだけの政治家を、国民は「大人」とはみなさない。 前編記事『国民に見放された弱小政党・立憲民主党のヤバすぎる末路《選挙で党名を名乗らぬことを幹事長が推奨》《参院選で大敗しても誰も責任を取らない》』より続く。 欠けている党の道徳規範 まず、多くの議員や党職員、民主党OBらがそろって口にするのが「立憲の政治家は、義理と人情を知らない」という愚痴である。仲間であっても平気で裏切り、陥れようとして憚らない。 ある議員は「そうした体質が党の根幹を蝕んでいることが国民にも周知されたのが、'21年7月、党内の『性犯罪刑法改正ワーキングチーム』

    仲間を平気で裏切り、国民を見下す…「木っ端集団」が乱立する立憲民主党の「正体」《共産党と選挙協力して自爆》《ついに連合も分裂危機》(週刊現代) @gendai_biz
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    pon-zoo 2023/06/30
  • 政治小説の師(星野 智幸)

    大江作品、深みにはまった一冊 後藤明生ので読んだドストエフスキーの言葉、「我々はみなゴーゴリの『外套』から出てきた」を私なりに言い換えれば、「我々はみな、大江健三郎の『セヴンティーン』から出てきた」となるが、「我々」のうちの「々」はおらず、自分の知るかぎり私は独り『セヴンティーン』から出てきたのだった。 何もかもにも劣等意識を持つ屈した十七歳の少年が、クラスメイトから右翼の演説会でサクラのバイトをしないか、と持ちかけられ、右翼の演説を聞くうちに、《右》である自分というアイデンティティを獲得していく過程が、一人称で執拗にグロテスクなまでに描かれたこの短編小説を読んだのは、私がメキシコ留学から帰国した一九九〇年代前半、大江さんがノーベル賞を受賞したころだった。大学時代に安部公房にのめり込み、そこからガルシア=マルケスに移り、ラテンアメリカ文学に魂をさらわれてメキシコに行き、中南米諸国のうち

    政治小説の師(星野 智幸)
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    pon-zoo 2023/05/04
  • 「冥王星」が「惑星」ではなくなってしまったことによって「激怒」してしまった人たち…最新天文学が明らかにした衝撃的な太陽系の真の姿とやがて見つかる「第2の地球」() @gendai_biz

    「冥王星」が「惑星」ではなくなってしまったことによって「激怒」してしまった人たち…最新天文学が明らかにした衝撃的な太陽系の真の姿とやがて見つかる「第2の地球」 「『サイエンスZERO』20周年スペシャル」取材班             サイエンス激動の時代を捉えるため、日のサイエンス各分野の著名な研究者に「サイエンスZERO」の20周年(3月26日(日)夜11:30~ NHK Eテレ)を記念し、この20年の研究を振り返ってもらうインタビューを行いました。そこでどの研究者からも飛び出してくる驚きの言葉や知見、未来への警鐘とは―。 前編『「日で最も有名な天文学者」にここ20年の「宇宙の大発見」について聞いたら驚きのニュースが多すぎた件…「アインシュタインからの宿題『重力波の発見』」「『中性子星合体』で金と銀が生まれる」「惑星誕生の瞬間」「ブラックホール・シャドウが見えた!」』から、「日

    「冥王星」が「惑星」ではなくなってしまったことによって「激怒」してしまった人たち…最新天文学が明らかにした衝撃的な太陽系の真の姿とやがて見つかる「第2の地球」() @gendai_biz
  • 60歳で始めてもOK! 「死ぬリスクを減らす」…「タバタトレーニング」の効果がスゴすぎた!(田畑 泉)

    著者に聞く 「科学的なトレーニングをしたい!」 第7回――『1日4分 世界標準の科学的トレーニング』の著者 田畑 泉 さん(後編) 昨今の科学技術の進歩によって、スポーツ選手の競技力向上のための研究も進んでいる。そのことによって、スポーツ選手のトレーニングはどのように変わるのか。前編〈「1日4分間、週2回」で最大の効果…「日の研究者」が考案した「スゴすぎるトレーニング」〉に続き、スポーツ科学の研究者田畑泉さん(立命館大学スポーツ健康科学部教授)に聞いた。 ※記事末尾でインタビュー動画へご案内しています。 正しいトレーニングを伝えたい ――研究者である田畑先生がを書いたりしてトレーニングの紹介をしているのはどうしてですか。 田畑:研究者がすべきことだからです。 タバタトレーニングはもともと、スピードスケートのトレーニングとして始まり、オリンピックを目指すような選手が取り入れました。とこ

    60歳で始めてもOK! 「死ぬリスクを減らす」…「タバタトレーニング」の効果がスゴすぎた!(田畑 泉)
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    pon-zoo 2023/03/20
    なんの条件もつけずに「死ぬリスク」なんて減るわけないと思うんだけど、見出し書いた人はそこ省いていいと思ったんだ。まあ死亡率100パーセントは厳然たる事実だからわざわざ断る必要もないか。
  • エアコンも効かない! 大手ハウスメーカーが量産する軽量鉄骨住宅は室内でも熱中症になりやすい「驚きの真実」(香山 鉄大,週刊現代) @moneygendai

    住居内でも熱中症にかかる いよいよ暑い夏がやってきた。今年は、例年より気温が高くなる予報が気象庁より発表されており、「覚悟の夏」を過ごさなければならないだろう。 厳しい暑さが続くと注意が必要なのが熱中症だ。8月15日ぐらいまでの間が最も熱中症が起こりやすいとされている。 熱中症は屋外でかかるものと思われるかもしれないが、実は住宅内で過ごしている際も軽視できない。総務省消防庁の過去5年間の統計データによると、熱中症は7月に急増し、半数以上が高齢者で、約4割が住居内で起きている。厚生労働省の調査でも屋内の熱中症は全体の41%に上っている。 「渡る世間は鬼ばかり」などのテレビドラマや映画で庶民的な名脇役として親しまれた女優、野村昭子さん(享年95歳)が7月1日、1人暮らしをしていた自宅寝室で倒れているのを親族が見つけ、死亡が確認されたが、死因は熱中症であったとされている。 酷暑になると、家の中の

    エアコンも効かない! 大手ハウスメーカーが量産する軽量鉄骨住宅は室内でも熱中症になりやすい「驚きの真実」(香山 鉄大,週刊現代) @moneygendai
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    pon-zoo 2022/07/25
    こわっ。温暖化対策がこれほど叫ばれているのに。断熱効果の低い木造住宅を壊してこれに建て替えた人はどうするの。
  • 安価で副作用の少ないイベルメクチンが認可されないのはなぜか(宮坂 昌之)

    新型コロナ治療薬として期待されていたイベルメクチン。使用の是非については、たびたび論争が繰り返されてきましたが、結局のところ、コロナに効くのでしょうか。それとも効かないのでしょうか。免疫学の第一人者として知られる、大阪大学免疫学フロンティア研究センター招へい教授の宮坂昌之氏が、最新の科学的エビデンスをもとに、この疑問に答えます。(記事は3月31日発売の宮坂氏の最新刊『新型コロナの不安に答える』の抜粋記事です。) Q:安価で副作用の少ないイベルメクチンが認可されないのはなぜか? A:イベルメクチンは、寄生虫を排除するための駆虫薬です(開発者の大村智博士はこの業績で2015年ノーベル生理学・医学賞を受賞しました)。ところが、試験管内の実験(※1)で新型コロナウイルスを細胞に感染させるときにイベルメクチンを共存させると、感染がきれいに阻害されたのです。このことから、イベルメクチンが新型コロナウ

    安価で副作用の少ないイベルメクチンが認可されないのはなぜか(宮坂 昌之)
  • オミクロン感染拡大、「ただの風邪」ではないこれだけの現状。専門家たちが緊急配信(FRaU編集部)

    新型コロナウイルス感染症が出現してから、精力的に医療情報を配信している『こびナビ』の主要メンバーが、ハーバード大学医学部アシスタントプロフェッサーである内田舞医師のモデレートで、1月12日緊急のディスカッションを行った。『こびナビ』メンバーには、過去最大の感染拡大を続けるアメリカの医療現場にいる医師もいて、ひっ迫する医療現場のリアルな声は考えさせられるものがある。 彼らのディスカッションを書き起こし、新たな情報なども加え、お伝えする。 【登壇者】※登場順 内田舞さん 米国小児精神科医 ハーバード大学医学部アシスタントプロフェッサー、マサチューセッツ総合病院小児うつ病センター長 木下喬弘さん 救急専門医、外傷専門医、公衆衛生修士 日のHPVワクチンに関する医療政策研究で、2020年ハーバード公衆衛生大学院卒業賞を受賞 岡田玲緒奈さん 小児科専門医、博士(医学) 千葉大学医学部附属病院 次世

    オミクロン感染拡大、「ただの風邪」ではないこれだけの現状。専門家たちが緊急配信(FRaU編集部)
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    pon-zoo 2022/01/18
  • 「飲む中絶薬」で浮き彫りになった「中絶後進国・日本」の大きな問題(塚原 久美)

    イギリスの製薬会社であるラインファーマが12月22日、経口中絶薬の製造販売について厚生労働省に承認申請した。承認されれば国内で初めての「飲む中絶薬」となることが注目されているが、日産婦人科医会などがその国内における価格設定について言及した内容が波紋を呼んでいる。金額が他国に比べて、あまりに高額だからだ。 長年、日のリプロダクティブ・ヘルスの問題について取り組んできた中絶問題研究家の塚原久美さんが、件について解説する。 塚原久美(つかはら くみ) プロフィール 中絶問題研究家、中絶ケアカウンセラー、大学非常勤講師。国際基督教大卒業後、フリー翻訳者/ライターとして女性問題に関する出版等に従事。出産後、中絶問題の学際研究を始め2009年に金沢大学大学院で博士号(学術)、後に心理学修士号と公認心理師、臨床心理士資格も取得。『中絶技術とリプロダクティヴ・ライツ-フェミニスト倫理の視点から』(勁

    「飲む中絶薬」で浮き彫りになった「中絶後進国・日本」の大きな問題(塚原 久美)
  • 簡単そうに見えて「実はめんどくさい料理」ランキング…いちばん厄介なのは?(金子 大輝) @moneygendai

    作ってみるまで気づかないことも 事を人に作ってもらっていたり、外がちだったりすると気づかないことが結構ある。 たとえば、日には「一見簡単そうだが、いざ作ってみると意外とめんどくさい料理」がものすごい数ある、ということだ。 焼く、茹でる、蒸す、煮る、炙る、〆る、漬け込む…。世界には、さまざまな調理法があるが、日の家庭料理は特に、多岐にわたる調理法が使われる特色があるように感じる。 そしてレシピの数だけ、「面倒くささ」があるのも事実だ。 その面倒くささは均質的なものではなく、下ごしらえ、調理、そして後片付けと、それぞれ「めんどくさいポイント」が異なるのが、料理のやっかいなところでもある。 そこで、料理好きの友人やベテラン主婦、家族に聞き取り調査を重ね、自分でもチャレンジした上で、「一見簡単そうだが、いざ作ってみると意外とめんどくさい料理」について考えてみた。

    簡単そうに見えて「実はめんどくさい料理」ランキング…いちばん厄介なのは?(金子 大輝) @moneygendai
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    pon-zoo 2021/08/21
    感謝したい良記事。
  • ゲイが「女性のフリ」して出会い系をやったら「地獄」だった(富岡 すばる)

    僕はアラサーの男でゲイだ。ゲイではないかもしれない……と思っていた時期もあるけれど、今はゲイと名乗っている。20代前半の時、僕は家庭の事情からお金に困って「売り専」と呼ばれるゲイ向けの風俗店でキャストとして働いていた。その時にすごく、すごく、すっごく思っていたことがある。 「女は得でいいな」 理由は、主に以下のようなものだ。 ・男からチヤホヤされる(自分もイケメンからナンパされたい) ・仕事などで過度な義務を与えられない(楽そう) ・同じ番アリの風俗だったら、ゲイ風俗よりソープの方が断然稼げる(うらやましい) ・顔に自信がなくても女は化粧でごまかせるけど、男は整形するしかない(実際に僕は整形した) ・最終的には専業主婦という選択肢がある(働かなくていい) だから女は得でいいなと思っていたし、僕は男であることをやめたかった。別に女になりたいというわけではなく、男であることに疲れていたのだ。

    ゲイが「女性のフリ」して出会い系をやったら「地獄」だった(富岡 すばる)
  • 新書の役割――「ナチスは良いこともした」と主張したがる人たち(田野 大輔)

    DIG 現代新書クラシックス(7)群像×現代新書のコラボ企画「DIG 現代新書クラシックス」の第7弾(『群像』7月号掲載)は、甲南大学教授の田野大輔氏による、石田勇治『ヒトラーとナチ・ドイツ』(2015年刊)の紹介です。 「ナチスは良いこともした」と主張したがる人たちの心理とは? 不正確で一面的な情報に惑わされないために、入門書が果たす役割を示します。 ナチスは良いこともした? ナチスが「絶対悪」であり、未曾有の災禍の元凶であることは、今日では常識となっている。だがインターネット上ではむしろ、「ナチスは良いこともした」と声高に主張したがる人が増えている。 アメリカトランプ現象やヨーロッパの排外主義運動といった近年の国際情勢を反映してか、わが国でもナチズムへの社会的関心は高まっているが、一般に出回っている情報には著しく不正確なもの、とうに否定された俗説も少なくない。 実は先日、筆者にそのこ

    新書の役割――「ナチスは良いこともした」と主張したがる人たち(田野 大輔)
  • 知識人「言論男社会」の深すぎる闇…「呉座勇一事件」の背景にあったもの(後藤 和智) @gendai_biz

    「呉座勇一事件」の衝撃 2021年2月、ベストセラー『応仁の乱』(中公新書、2016年)の著者・呉座勇一が、シェイクスピアを中心とする文学の研究者で、『お砂糖とスパイスと爆発的な何か』(書肆侃侃房、2019年)などのフェミニズム批評でも知られる北村紗衣をはじめ、多数の女性や「フェミニスト」「リベラル派」と目される学者や知識人への誹謗中傷を、4000人以上のフォロワーを抱えているツイッターの非公開アカウントで大量に行っていたことが、フォロワーから北村への「告発」で発覚しました。 元々は北村が、『観応の擾乱』(中公新書、2017年)の著者である亀田俊和が、高名な歴史学者である網野善彦に対して「日が嫌いそう」「レフティ」などといった評価を行ったことに対して北村が「冷笑的」と批判したことで一悶着あったことに端を発する議論から、様々な経緯があって発覚したものですが、呉座のツイートには、女性研究者や

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  • 「今の若者は元気がない」「全然酒飲まない」と思う大人たちが理解していないこと(飯田 一史) @gendai_biz

    SNSとデジタルコンテンツが当たり前になった今日のオタクやギャル・ギャル男にとって、かつては存在していた「自分(たち)だけが知っている/持っている」ことに優位性を感じる価値観はもはや成立していない。とかく大人からは「元気がない」「おとなしくなった」と言われるが、逆に「かつておかしかったことがまともになった」と言えるのかもしれない——。 木村絵里子、牧野智和、轡田竜蔵編『場所から問う若者文化 ポストアーバン化時代の若者論』(晃洋書房)にオタク論を寄稿した大倉韻氏(東京医科歯科大学教養部ほか非常勤講師)とギャル・ギャル男論を寄稿した荒井悠介氏(成蹊大学文学部調査・実習 指導助手ほか)に現在の若者の価値観について訊いた。 (前編「今や若者の半数以上が「オタク」…この四半世紀で一体どう変わったのか」はこちら) いま、リアルな場の価値とは? ——若者の消費がデジタルコンテンツやオンラインショッピング

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    pon-zoo 2021/05/10
  • タイBLドラマ『2gether』が日本に初上陸!でもファンがガッカリなワケ(堀 あきこ) @gendai_biz

    1週間で500万回も再生された 8月11日、『Still 2gether』というドラマの挿入曲のMV(ミュージックビデオ)がYouTubeで公開された。公開直後からめざましいスピードで視聴され、1週間後には500万回以上の再生に達した。ドラマの制作国はタイ。歌うのはドラマの主人公、歌詞もタイ語だ。そして、このドラマは男性同士の恋愛を描くBL(ボーイズラブ)作品である。 このドラマは、MVと同じくYouTubeで2020年2月21日から5月15日まで配信されていた『2gether the series』(以下、『2gether』)のスペシャル・エピソードとして制作されたもので、8月14日から全5回の配信が予定されている。 このMVのすさまじい再生回数の背景には、タイBLドラマの爆発的人気の起爆剤となった『2gether』のヒットがある。全13話からなる『2gether』は、YouTubeでの

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    pon-zoo 2021/03/17
    外国語字幕だと物語に集中できないから国内配信とは競合しない。某ドラマでは録画した上円盤も買った人がかなりいた。上質な作品なら人はお金を出す。コンテンツの出来とファンの盛り上がりを過小評価しないで欲しい
  • 「現代の価値観で過去を裁くな」論のおかしさ〜BLM運動の「銅像破壊」を巡って(岩崎 稔) @gendai_biz

    Black Lives Matter運動のなかで、人種主義を唱えた歴史上の人物の銅像や記念碑などが破壊されることがあった。これに対して、日でもSNSなどで「現代の価値観で過去を裁くな」という発言が見られたが、こうした主張をどう考えればいいのか。東京外国語大学教授の岩崎稔氏が解説する。 銅像や記念碑に向けられた抗議 Black Lives Matter. 黒人の命も大切だ。こんな当たり前に見える要求が、コロナ禍で揺れる世界のなかで一大焦点となっている。しかしそれは「当たり前」などではなかった。ミネソタ州ミネアポリスでジョージ・フロイドさんが警官に首を8分間も押さえこまれて殺された事件は、いまも厳然と存在する人種差別の深い闇を照らしだした。 法や制度では形式的な平等を承認されているはずであるのに、実際には肌の色による差別が暮らしのさまざまな局面に根を張り、人生の可能性を執拗に塞(ふさ)ぎ続け

    「現代の価値観で過去を裁くな」論のおかしさ〜BLM運動の「銅像破壊」を巡って(岩崎 稔) @gendai_biz
  • 伊藤詩織さん勝訴、誰もが知っておくべき判決の「最重要ポイント」(崎山 敏也) @gendai_biz

    伊藤さんの主張が認められた理由 12月18日(水)午前。東京地方裁判所では、ジャーナリストの伊藤詩織さん(30)が、元TBS記者の山口敬之氏(53)からの性暴力により、肉体的、精神的苦痛を受けたとして損害賠償を求めた訴訟の判決公判が開かれました。 伊藤さんの支援者と報道陣が地裁正門前に大勢詰めかける中、10時30分過ぎ、「勝訴」と大きく書かれた紙を持った男性が現れ、どよめきが起きました。そして間もなく、伊藤詩織さん人が報道陣の前に姿を見せました。 伊藤さんは硬い表情のまま、勝訴したこと、山口氏の反訴が退けられたことを告げました。「判決内容はこれから弁護士が精査する」旨を話し、カメラマンに促されて「勝訴」の紙を手にした時、「この紙を持って、実感しました」とようやく少し和らいだ表情を見せました。 東京地裁の鈴木昭洋裁判長は、山口氏が「酩酊状態で意識がない伊藤さんに、合意がないまま性行為に及ん

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    pon-zoo 2019/12/25
  • 炎上繰り返すポスター、CM…「性的な女性表象」の何が問題なのか(小宮 友根,ふくろ) @gendai_biz

    2019年も終わりが近づいてきていますが、1月早々の西武・そごうの広告から、記憶にあたらしい赤十字の献血ポスターに至るまで、今年も女性表象をめぐっていくつもの「炎上」がありました。こうした「炎上」はなぜ繰り返されるのでしょうか。言い換えれば、表象の作り手と批判者の間には表象に対するどんな理解の齟齬があるのでしょうか。 ここでは特に理解の齟齬が生じやすい性的な女性表象の問題点について、私が以前に書いた小論「表象はなぜフェミニズムの問題になるのか」(『世界』2019年5月号)をふまえて、少し突っ込んで考えてみたいと思います。あわせてお読みいただけると嬉しいですが、この記事単体でも読めるようになっています。 【文中のイラストは、ふくろ氏の作成】 ふくろ:兵庫県生まれ宮崎県育ち。東京外国語大学外国語学部卒業。編集職を経て現在は英日ゲーム翻訳者、字幕翻訳者。AAAタイトルを含め多数の作品の日語ロ

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    pon-zoo 2019/12/08
    関係ないけど、ゲンスブールがフランス・ギャルに隠語を交ぜた歌詞を書き、彼女がロリポップを舐めるPVまで作って、後年その意味を知ったギャルが極度の男性不信に陥り引きこもったという話をふと思い出した。