先日、安曇野市で神葬の葬儀に参列しました。仏教の葬儀しか経験したことがなかったので、初めてのことが多々あり、よい経験ができました。 長野県中信地区(松本市、安曇野市、塩尻市、大町市など)のお葬式は、告別式の後の「精進落とし(棚あげ)」に会葬者全員が出席するしきたりがあります。今回は、神葬でしたので、直会(神事の最後に、神事に参加した一同で神酒をいただき、神饌を食する行事)に出席させていただきました。その会場で地域独特のお料理を発見しました。 それは、「油揚げ・こんにゃくの煮しめ」「のりまん」です。昔から安曇野の多くの家庭では、お盆やお葬式などで必ず出されるものだそうです。「油揚げ・こんにゃくの煮しめ」は油揚げとこんにゃくを甘辛く煮付けたもの。「のりまん」は、複数の饅頭をまとめてのりで巻いた饅頭の太巻き。「油揚げ・こんにゃくの煮しめ」は、ごはんが進む味で、「のりまん」は、甘みが抑えられ、やさ