トリノの聖骸布 聖骸布(せいがいふ、トリノの聖骸布、Holy Shroud)は、キリスト教の聖遺物の一つで、イエス・キリストが磔にされて死んだ後、その遺体を包んだとされる布。トリノの聖ヨハネ大聖堂(英語版)に保管されている[1]。 スペインのオビエドには、遺体の頭を包んでいたとされるスダリオ(英語版)(手拭い)が保管されている[2]。 特徴[編集] 本体は、縦4.41m、横1.13mの杉綾織の亜麻布(リンネル)である。生成りに近い象牙色の布の上に、痩せた男性の全身像(身長180cm)がネガ状に転写されているように見える。布上に残された全身像の痕跡から、頭を中心に縦に二つ折りにして遺骸を包んだと見られ、頭部、手首、足、脇腹部分には血痕が残っている[3]。 1532年にフランス・シャンベリの教会にて保管されていた際に火災に遭い、その一部を損傷した。1534年、聖クララ修道会の4名の修道女によっ
![聖骸布 - Wikipedia](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/31331e4235ce4ed287df2cd694969f5c251e459d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fupload.wikimedia.org%2Fwikipedia%2Fcommons%2F7%2F70%2FShroud_positive_negative_compare.jpg)