特大サイズの鏡餅(かがみもち)を持ち上げる時間を競う「餅上げ力奉納」が23日、京都市伏見区の醍醐寺で行われ、全国から集まった18~64歳の男女72人が力比べした。 「五大力さん」として知られる同寺の法要「五大力尊仁王会(にんのうえ)」の行事のひとつ。餅を上げる「力」を奉納することで無病息災などの御利益があるとされる。 鏡餅の重さは女性90キロ、男性は150キロ。参加者たちはホラ貝の合図とともに持ち上げ、険しい顔つきで記録に挑戦。女性の部で優勝した京都市上京区の会社員、成田有佳さん(25)は10分1秒の新記録。「(賞品として贈られた)お餅を食べるのが楽しみです」と満足そうな表情だった。