長野市の善光寺が、東日本大震災の大津波に奇跡的に耐えた「一本松」で知られる岩手県陸前高田市の景勝地・高田松原の倒木で作った木札を販売している。 被災地へのメッセージを書き込んだ木札を14日の震災慰霊法要でまつるほか、売上金を同市へ送り、松原の再生や農地の塩分除去費用に充ててもらう。 長野市で仏教勉強会を開いている「ながの南無の会」事務局長の宮坂勝彦さん(63)(長野県千曲市)らが6月、ボランティアで陸前高田市を訪れたのがきっかけ。同市で製材所を営む村上富夫さん(63)が高田松原の倒木で木札やキーホルダーなどを作っていると知り、木札を譲り受けて善光寺に相談したところ、被災地支援に役立てることが決まった。 津波でなぎ倒された松の木を縦10センチ、横6センチの駒形に加工し、表面には「善光寺」の焼き印入り。持ち帰ることもできるが、裏面に被災地へのメッセージを書いて授与品所に納めると、14日夜の「お