サッカーJ2の京都がユースチーム出身の若い選手らの力で生まれ変わろうとしている。18日現在で1勝2分け3敗の17位とまだ結果はついてきていないが、生え抜きの若手選手を育てあげることで、J1とJ2の昇降格を繰り返す「エレベータークラブ」からの脱却を目指している。(堀健二)Jリーグ元年の世代 中心はU-18(18歳以下)チームの所属ながらトップチームの公式戦に出場できる2種登録選手の高校3年生FW久保裕也(17)。今季既に4試合に先発出場して2得点をマークしている新星は「学校の勉強もやらなきゃ…。でも、ここに来てよかった」と感想を話す。 久保は山口市出身で、京都が2006年度から始めた「スカラーアスリートプロジェクト」の4期生。同プロジェクトは京都、立命館に京セラを加えた三者が手を組んで始めた育成システムで、世界に通用するエリート選手を育てるのが狙い。寮生活を送りながら京都府城陽市の練習場近く