大阪市西成区のヤミの券売り場で競艇や競輪のノミ行為をしたとして、大阪府警は6日、胴元7人をモーターボート競走法と自転車競技法違反の容疑で現行犯逮捕し、発表した。府警は、このヤミ券売り場は日本最大級で、指定暴力団山口組の中枢組織、弘道会(本部・名古屋市)の資金源になっていたとみている。 また、府警は客3人を同競走法違反容疑などで現行犯逮捕し、他の客約80人からも事情を聴いている。捜査4課によると、逮捕された胴元は男4人女3人で、競艇や競輪で客に金をかけさせ、寺銭を徴収した疑いがある。 券売り場は「ドーム」と呼ばれ、マンションなど3棟の1階部分をつなげており、客約300人の収容が可能という。府警は同日、捜査員ら約300人態勢で券売り場を家宅捜索。逃亡用とみられる鉄扉を爆破して突入した。券売り場にはモニターが約30台あり、競艇や競輪を中継していたという。同課は、ここでの1日の売り上げは約50