中国を中心に今後の世界経済について、野口悠紀雄・一橋大名誉教授にインタビューした。野口氏は「日本は既得権益を持っている人たちが新しい技術の導入に反対して足を引っ張っている」と述べ、規制緩和で新たな産業を創出すべきだと主張した。【聞き手は経済プレミア編集長・川口雅浩】 ――ここ数年の中国の技術的進歩には目を見張るものがあります。 ◆野口悠紀雄さん 中国はガソリンエンジン車や固定電話を飛び越えて、電気自動車(EV)やスマートフォンを普及させたように、古い技術を飛び越えてしまっている。「カエル跳び」(リープフロッグ)と呼ばれる現象が起きている。最初は海外の技術の模倣だったが、今は違う。世界のフィンテック投資の半分は中国で行われている。EVも中国が世界で最も普及している。自動車もAI(人工知能)やEVの時代になれば、中国か米国の覇権争いになる。 ――中国の成長はいつまで続くのでしょうか。 ◆中国の
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