タイ南部クラビ県のランタ諸島国立公園で、割れたガラス瓶をすみかにしているヤドカリ。ランタ諸島国立公園提供(撮影日不明、2020年11月6日公開)。(c)AFP PHOTO / MU KOH LANTA NATIONAL PARK 【11月9日 AFP】タイ南部の国立公園当局が、ヤドカリのために貝殻を寄付してほしいと人々に呼び掛けている。新型コロナウイルス流行を受けて外国人観光客が激減する中、ヤドカリの生息数が激増し、すみかにする死んだ貝の殻が不足して「住宅難」が起きているためだ。 クラビ(Krabi)県にあるランタ諸島国立公園(Mu Koh Lanta National Park)では、一部の島でヤドカリの個体数が爆発的に増加している。海洋生物学者らは、観光客が消えたことに一因があるとみている。 タイ経済は外国人観光客に大きく依存しており、2019年の外国人訪問者数は約4000万人に上った
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