なぜこの連載をはじめるのか IBM i という OS は、OS/400 の時代から使っているユーザーにとってはとても使いやすくわかりやすいのですが、Linux や Windows のような別プラットフォームの利用者や開発者からみると、まったく正反対の印象を持たれることが多いようです。また、IBM i ユーザーの会社であっても、新しく入った社員の方からは画面が古臭くてびっくりしたなどとマイナスのイメージを持たれてしまうことも多いとか。こういうお話を聞くたびに、悲しい気持ちになってしまいます。でも実際のところ、IBM i は本当に使いにくく古いオペレーティング・システムなのでしょうか。 確かに、インターフェースに関しては、IBM i の管理者・開発者、システムを使用するエンドユーザーともに 5250 画面が主流のところがまだまだ多いと思います。「IBM i 進化論」の第11回にも書きましたが、