首にカウベルをつけた牛。フランス・アルプスのサンマルタン・ドベルビルで(2013年6月28日撮影)。(c)AFP/JEAN-PIERRE CLATOT 【12月21日 AFP】オーストリア西部の町のリゾートマンションの所有者が、放牧された牛の首につけられたカウベルの音が宿泊客にとって騒音になっていると訴えていた裁判で和解が成立し、牛にカウベルの代わりに全地球測位システム(GPS)をつけることになった。 カウベルの音は、高くそびえる山々や木造の山小屋と同じようにアルプス(Alpine)の景観の一部になっていると考える人もいるが、その音をめぐりリゾートマンション所有者のギュンター・フリック(Guenter Frick)氏は昨夏、農家のエンゲルベルト・ラングレ(Engelbert Laengle)氏を訴えていた。 フリック氏は裁判で、所有するリゾートマンションの近くに設置された鉄製の水おけで家畜