今日17日、名護市長選挙が告示された。新人で前教育長の稲嶺進氏(64)=無所属、社民、共産、民主、社大、そうぞう、国民新推薦と、現職の島袋吉和氏(63)=無所属、自民、公明支持の二人が立候補し、一騎打ちとなった。名護市の2010年1月16日現在の選挙人名簿登録者数は4万5521人。24日に投票、即日開票が行われる。 朝8時半から行われた稲嶺進氏の出発式に参加してきた。沖縄島北部の一地方自治体の首長選挙に、全国のメディアが取材に押しかける。市民投票以後4回の市長選挙でくり返されてきた光景だ。 19日には日米安保条約改定50年を迎えるのだが、日米安保体制の負担を沖縄に集中させてきた現実を、ヤマトゥの日本人はどれだけ直視しているか。沖縄に米軍基地を集中させることによって、日米安保が本来重い軍事的負担を伴うものであることを、岩国や厚木、横須賀、三沢などの地域を除く大多数の日本人は忘却してきた。そう