2018年ドラマ界の大きなトピックスといえば『おっさんずラブ』(テレビ朝日)の大ブームだろう。 男性同士の純愛をエンターテイメント性たっぷりに描いたこのドラマは、流行語大賞トップ10にも選ばれる社会現象となった。雑誌等でも主演の田中圭筆頭に『おっさんずラブ』関連の記事が溢れ、田中圭は2018年の「GQ MEN OF THE YEAR」にも選ばれた。 この作品のヒットの要因は様々にあるだろうが、そのひとつは、LGBTをテレビドラマで描く土壌がようやくできてきたということが挙げられるだろう。中でも忘れてはいけないのが、連ドラ版『おっさんずラブ』に先駆け今年初頭に放送された『女子的生活』(NHK総合)や『弟の夫』(NHK BSプレミアム)だ。前者は主人公のトランスジェンダーを志尊淳が演じ、後者は把瑠都が主人公の弟の夫だったゲイのカナダ人に扮した。これらは、今後、LGBTの人たちを描く際のひとつの
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