“絶滅危惧種”と呼ばれた「ドムドムバーガー」は、なぜ蘇ったのか:スピン経済の歩き方(1/6 ページ) このまま消えてしまうのかと心配されていたブランドが「不死鳥」のように蘇った、と注目を集めている。 日本最古のハンバーガーチェーン「ドムドムバーガー」のことだ。 1970年、マクドナルド上陸の1年前、ダイエー創業者の中内功氏によって設立されたドムドムバーガーは、90年代の最盛期は全国400店舗以上にまで拡大した。しかし、ダイエーの経営危機の影響をモロに受けて店舗は続々と閉店、競合チェーンの影響などもあって業績も低迷。長年赤字が続いていたことから、いつしか「バーガー界の絶滅危惧種」なんて呼ばれることになってしまう。 「復活」の兆しが見えたのは2017年。アミューズメント施設運営会社の再生などの実績を持つレンブラントホールディングスが買収し、「ドムドムフードサービス」を設立して再生に乗り出したと