こんにちは、@fujiwara です。 2013年を振り返ると、春の新卒研修での社内ISUCON、秋のISUCON予選と本選でずっとISUCONをやっていたような気がしていまして、さてそれ以外になにか……そういえばインフラ回りの仕事もしていましたね。 カヤックのサーバインフラ全体としては、Amazon Web Service(AWS) への移行が進んだ1年でした。いままで自社サーバでやっていたソーシャルゲームや、比較的アクセスが多いとある自社サービス(これは後ほど事例公開されるかも知れません) を、AWS上で構築したり移行したり、という仕事が多かったです。 AWSでサービスを構築する場合、MySQL については RDS を利用する EC2 インスタンス上に MySQL サーバを稼働させる というどちらかの手段を取ることになります。 RDSはフェイルオーバーやバックアップを自動でやってくれま
Ivy Bridge以降のCPUではCPU内に乱数生成器が含まれています。それに対応した最近のrngdをつかうとそれなりに乱数生成が速くてしあわせになれます。 linuxでは乱数を取得するために /dev/random と /dev/urandom の2種類のデバイスがあります。それぞれの説明は man 4 random にみっちり書いてありますが、かいつまんで言うと: random: カーネルがあつめてきたノイズを元に品質の高い疑似乱数を生成します。ノイズが不足するとblockします。 urandom: カーネルがあつめてきたノイズを元にそこそこの品質の疑似乱数を生成します。品質はそこそこですがblockしないので速いです。 ためしにcat /dev/random とかすると1kとか4kくらい乱数が出力されて止まってしまう。これでは割と足りないので選択肢が2種類。1) 品質をあきらめてu
この記事は、 Node.js Advent Calendar 2013 - Adventar の12日目です。 1. ありがとう Ben Nodeの情報に普段アンテナを張っている人は既にご存じでしょうが、Nodeコア開発の中心的エンジニア Ben Noordhuis がNodeのコアチームから離れました。Node.jsの公式ブログに「Ben Noordhuis's Departure」としてアナウンスされています。 なぜ彼がNodeの開発を止めなければならなかったのかその経緯をここで述べることは控えますが、彼のこれまでの貢献なしでは今のNodeは存在し得なかった、と言えるほど彼は重要な存在でした。Benは、Nodeやlibuvのコードの開発だけでなく、github の issue の回答やPRのレビュー、 MLの質問の返答などNodeコミュニティにも精力的に対応し、去年来日した isaac
この記事は Scala Advent Calendar 2013 12/11 の記事です。 昨日は @chiral さんの Sprayの簡単な紹介 - アドファイブ日記 でした。 ちゃんと見ましたか? 見てね! で、この記事は Scala で DDD の Repository の実装を書く場合どう書けばいいのか、その一例を考えてみたというお話しです。 (主軸が Scala より DDD な気がするがキニシナイ) ただし、書いてる人の関数型成分含有率は 1% 位な為、関数型ガチ勢から見た時いろいろ思うところがある可能性は高いです。 マサカリお待ちしております。 DDD 関連の概念については特に説明しないので適当にググってください。 実現したい要件 Repository の実装パターンを考えるにあたり、達成したい要件としては以下の2点。 ドメイン層(Repository)を特定の永続化技術から
sbtというと、独特なSettingのシステム*1や、Scalaで記述する内部DSL*2ばかりが注目されがちです。それらは、初心者にわかりづらかったりして批判されることが多かったり、逆にsbtを使い慣れた人にとってはとても強力で面白い仕組みです。 Settingのシステムに注目すると、汎用的に色々な言語のビルドにも使えそうに思えます。事実、sbtでC++のpluginを作っている人もいます。 しかし、sbtはあくまで「Scala(とJava)のためのビルドツール」です。 これは「単にScalaをデフォルトでサポートしてる」という意味にとどまらず、おそらく皆さんが思っているよりもずっと深い意味で「Scalaに特化したビルドの仕組み」が内部に備わっています。 今回は、そんな「sbtの内部アーキテクチャ」の紹介をします。 以下、かなり長いです。読み物としては面白いかもしれませんが、単にsbtを使
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く