暮らしのなかのニセ科学 左巻健男 著 税込価格:691円 出版社:平凡社 ISBN:978-4-582-85847-1 一世を風靡したマイナスイオンから、今話題の水素水、デトックス、血液サラサラ、各種サプリメント、がん放置療法まで、ニセ科学批判の第一人者が一刀両断。 すい臓がんを患ったスティーブ・ジョブズも「ニセ科学」を盲信していたと言います。 がんの3大治療法として手術、薬物療法、放射線治療が挙げられますが、病気が発覚した時、ジョブズはこれらの治療法を選択しませんでした。 ジョブズは、マックス・ゲルソンなる人物が80年代に生み出した食事療法を選びました。これは、数ガロンの果物、野菜、子牛の生の肝臓を混ぜた自然食を食べ、毎日コーヒー浣腸をして有害な体の毒をデトックスするというもの。聞くからに怪しいのですが、追跡調査の結果、これらの治療法により症状が改善した人はいないことがわかり、インチキが