福島県が民間にセシウム吸収抑制用の資材を公募して、そのうちの3つが、無施肥区やカリ施肥区よりも有望であったと、マスコミに大々的に報じている。 http://www.pref.fukushima.jp/keieishien/kenkyuukaihatu/gijyutsufukyuu/minkan/240517zenntai2data.pdf だがこの福島県による判定は全くの間違いである。 50年前の東大肥料学研究室の研究や、最近のアラビドプシス(しろいぬなずな)の分子生物学的研究や、福島県農試自身の昨年の水田の放射性セシウム汚染の調査結果から、カリウムイオンが植物のセシウム吸収抑制に一定程度効果的であることがすでにわかっている。 現在の植物栄養学ではセシウムイオンが根の細胞膜のカリウムイオンの吸収のトランスポーターを通るときにカリウムイオンと拮抗するばあいがあると考えられている。 だから、土