25日の第101回全国高校野球選手権大会の北北海道大会十勝地区1回戦で、無死走者なしから投球2球で3アウトとなる珍事があった。 帯広緑陽―帯広工戦の三回表で、帯広工の菅谷投手(3年)の初球は捕手の打撃妨害となり、先頭打者が出塁。次打者の1球目は一直に打ち取られ、離塁した走者は戻れず併殺。3人目の打…
夫婦の老後資金として公的年金以外に「30年で2000万円が必要」とした金融庁の金融審議会市場ワーキンググループ(WG)の報告書問題で、この報告書に採用された試算とは別に、金融庁が独自に「30年間で1500万~3000万円必要」とする試算を行い、WGに提示していた。麻生太郎副総理兼金融担当相は報告書を「公的年金で老後生活をある程度まかなえるとする政府の政策スタンスと異なる」としたが、金融庁も公的年金を補うのに必要な具体額をはじいていたことになる。 金融庁の試算は4月12日のWGに「事務局説明資料」として提示。厚生労働省の課長が総務省の家計調査をもとに差額を月5.5万円程度と説明したのと同じ日となる。議事録によると、金融庁担当者が「私どもでどれぐらいの資産形成をしたらいいのだろうと、一つ試算した」と説明した。
電子プレミアム商品券として使えるQRコード付きのカードのパネルを持つ小島進深谷市長(右)と須永珠代トラストバンク社長=埼玉県深谷市役所で2019年2月15日、大平明日香撮影 スマートフォンなどを使って地域限定で使える通貨「電子地域通貨」の導入に向けた実証実験として、埼玉県深谷市は11日から市内で電子プレミアム商品券の販売を始めた。商品券のポイントの単位は特産品のネギにちなんだ「negi(ネギー)」で、10%のプレミアム付きだ。県内初めての試みで、市内約200の加盟店で利用できる。 電子地域通貨は、地域内で経済を循環させて活性化することが目的だという。実証実験は、市とふるさと納税の総合サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンク(本社・東京)が連携して実施する。須永珠代社長は「キャッシュレス決済によって、商品券の発行側や店側の事務コストを大幅に削減できる」とメリットを強調する。
セブン―イレブン・ジャパンなど大手コンビニエンスストアは10月に予定される消費税率10%への引き上げ時の軽減税率への対応策を固めた。課題となっていた飲食品を持ち帰る場合(税率8%)と、店内の「イートイン」コーナーで飲食する場合(同10%)との区別の仕方について、店内飲食の場合は客が会計時に自己申告するように明記したポスターを掲示。店員が個別の客の意思を確認することはせず、客からの申し出がなければ、「持ち帰り」と見なして、税率8%を適用する方向だ。 10月からの消費税10%への引き上げ時には、低所得者対策の一環として、酒類を除く飲食料品の税率を8%に据え置く軽減税率が導入される。ただし、コンビニでおにぎりやパン、総菜などを買って店内のイートインコーナーで食べる場合は、「外食」とみなされて税率が10%になる。持ち帰りか、店内飲食かで税率が異なるため、店側がどうやって客の意思を確認し、線引きする
興和(名古屋市)と農業・食品産業技術総合研究機構(茨城県つくば市)は5日、ミノムシから糸を取る技術を開発したと発表した。自然繊維で世界最強とされるクモの糸よりも強く丈夫なことも発見した。新しい繊維などの材料として、自動車や航空機への応用が期待できるという。 ミノムシはミノガの幼虫。カイコやクモと同様、たんぱく質でできた糸を吐く。実験の結果、強度や丈夫さが優れているクモの糸に比べ、ミノムシの糸は、丈夫さでは約2・2倍、強度で約1・8倍など、すべての項目で上回った。そこで、自動車の外装にも使われる繊維強化プラスチック(FRP)にミノムシの糸を組み込んだところ、従来のFRPの数倍の強度になったという。他にも340度までの耐熱性があり、代表的なナイロン糸の5分の1の細さであるなど、さまざまな利点が見つかった。 ミノムシの糸は真っすぐに取り出せない難点があり繊維として使えなかった。しかし特殊な装置を
昭和の人気刑事ドラマ「西部警察」をほうふつとさせる派手な爆破イベントで地域を盛り上げる取り組みが福岡・筑豊地域で動き出している。11月上旬に開いたテストイベントは大成功。来年1月下旬には一般参加者が走行する車に乗り込んで爆破を体験できるイベントを計画しており、関係者は「地域おこしの起爆剤に」と意気込んでいる。 空き地の仕掛けがごう音とともに炎を噴き上げ、脇をパトカーに模した車が走っていく。11月7日、福岡県糸田町で開かれたテストイベント。空き地を提供した建設資材の製造販売業などを手がける中村産業(同県田川市)や町の関係者らが見守った。ドライバーの伊東通敏さん(47)=佐賀県吉野ケ里町=は「子供のころに西部警察を見ていたので、経験できて光栄」と笑顔をみせた。 企画したのは、東京在住で同県飯塚市出身の映像作家、永芳健太さん(46)だ。永芳さんは、小学4年の時に福岡県内であった西部警察のロケにエ
このような作品人気の広がり方は、「カメラを止めるな!」に近い、いわゆる「バズる」形でのヒットであると私は思います 令丈ヒロ子さんの人気児童文学が原作の劇場版アニメ「若おかみは小学生!」(高坂希太郎監督)がジワジワと支持を集めている。メインターゲットのファミリー層だけでなく、アニメファンや映画ファンまで取り込んだ幅広い層の心をつかんだ裏には、誰もが愛するあのアニメスタジオの陰が……。週に100本以上(再放送含む)のアニメを見ている“オタレント”の小新井涼さんが独自の視点で分析する。 9月に公開された劇場版アニメ「若おかみは小学生!」が、一度上映が打ち切られた映画館で相次いで再上映されるほど話題になっています。 「若おかみ」はタイトルの通り、小学生の主人公・関織子(おっこ)が、事故で両親を亡くしたことをきっかけに春の屋旅館を営む祖母に引き取られ、そこで若おかみをすることになるお話です。劇場版は
「無料(フリー)」のキーワードでインターネット検索したイラストをダウンロードして広報誌などに使用したところ、後から著作権使用料を請求されるケースが全国の自治体などで相次いでいる。無料をうたうサイトから自由にダウンロードできても、使用範囲は個人的なものに限られるといい、専門家は「チラシなどに掲載すると使用料を請求される場合がある。利用の際は必ず確認して」と呼び掛けている。【垂水友里香】 静岡県裾野市は今年4月、京都市のイラスト管理会社から無断使用を指摘され、著作権使用料14万5800円を支払った。対象となったのは、市が昨年3月に1万9000部作製したチラシ「機関紙ごみステーション」に掲載した家族のイメージ図。担当職員が「フリー 団体 イラスト」のキーワードでネット検索し、その結果一覧から1点を選んで使用した。
三重県四日市市は31日、ふるさと納税の返礼メニューをリニューアルし、11月1日から運用すると発表した。同市は寄付額より、税の控除額が上回る「赤字」状態が続いている。新メニューで少しでもふるさと納税への関心を引き寄せ、赤字幅圧縮につなげたい考えだ。 返礼メニューは新規91を含め、全体で155。このうち体験型が10種類で、返礼品は従来より34品多い145品に拡大した。 主な新メニューは、四日市あすなろう鉄道の駅長体験や貸し切り列車(1両、52席)の運行(四日市駅-内部駅間を往復)▽スーツ、コートなど高級毛織物のオーダー品▽富田浜病院(四日市市富田浜町)での健診(半日人間ドック、脳ドックなど)▽空き家の管理▽墓参りの代行▽国登録有形文化財「伝七邸」(同市高砂町)での会席料理--など。
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