ミネアポリスで起きた黒人男性が警察官に窒息死させられた事件・・・あのあまりにもショッキングなニュース映像を見て、ボクは真っ先に1989年の映画『ドゥ・ザ・ライト・シング』のクライマックスシーンを思い出しました。 うわあ、当時と何も変わってないんだなアメリカって、いや世界って。 なぜこのような対立や差別が起きるのか? この映画『ドゥ・ザ・ライト・シング』は人種間の対立や差別意識が発生してゆく過程を詳細に描写しています。この映画ほどそれをリアルに映像で描き切った作品はないと思います。 この映画の人種間対立の描写がなぜ30年経った今でも人々の心をえぐり続けるのか・・・それをスパイク・リー映画の俳優たちの「演技法」の面から紐解いてみましょう。 この映画の登場人物たちは自分の行動や主張が「ライト・シング(正しいこと)」だと信じて疑わない人たちです。 ブルックリンの黒人青年バギンは、自分が毎日通ってい
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