オーストリア・ウィーンで、新型コロナウイルスワクチンの1回目の接種を受ける5歳の男児(2021年11月15日撮影、資料写真)。(c)JOE KLAMAR / AFP 【11月25日 AFP】世界保健機関(WHO)は24日、新型コロナウイルスワクチンについて、2回接種した人から他人への感染を防ぐ効果が変異株「デルタ株」では約40%に低下しているとし、ワクチン接種を完了した人も引き続き必要な感染予防策を講じるよう求めた。 WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は、ワクチン接種済みの人の多くが、他の感染予防策はもはや不要と思い込んでいると指摘。ワクチン接種による他人への感染を防ぐ効果に関して、以前は約60%だったのが、世界の感染で現在主流となっているデルタ株では約40%に低下していることを示すデータがあり、接種を完了した人も感染