成都市の両副市長は、成都市には326社の日系企業が進出しており、日本企業にとって今後もさまざまな分野でビジネスチャンスがあると述べた(注)。成都市が日本の参画を期待する分野として、(1)医療・健康(介護サービスなどを含む)、(2)生態環境、(3)文化・教育、(4)観光、(5)科学技術、(6)物流、(7)金融、(8)都市建設の8分野を挙げた。 現在、成都市内各地で交通インフラなどの都市建設が急速ピッチで進められている。住宅都市農村建設局によると、2010年に1号線が開通した地下鉄は2019年末までに7路線が運行され、総距離は302キロメートルに及ぶ。2020年には総距離を515キロメートル、2035年には1,699キロメートルにまで延伸させる計画だ。 また、現在、105カ所のターミナル駅では公共交通指向型都市開発(TOD)が計画されている。成都市で地下鉄の建設や運営を手掛ける成都軌道都市発展