(東洋経済オンライン) ──去年、米国で余命宣告された女性の安楽死が話題になりました。あれは医者が、苦痛を取る薬ではなく自殺目的の薬を処方したのですから、医者の幇助(ほうじょ)による自殺です。それじゃ日本ではどうしてるかというと、耐えがたい苦痛がある場合は眠らせて意識をなくしてしまう。その薬を一度やめて、目が覚めてもやっぱり苦しいならまた眠らせる。そうしてるうちに亡くなってしまう。二度と目が覚めないことを前提に眠らせる行為と、その段階で殺してしまうのとで何が違うかというと、あんまり違わないかもしれない。──日本では対応能力が限られる中、今後高齢の死者が急増します。命は平等かという問題について、私も揺れ動いてるところはあります。ただ建前としての“命は平等”というのはもう外してもいいのかな。現実問題、すでに平等じゃない。救命センターの研修医時代、パンク寸前で受け入れ制限せざるをえなくなったとき
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