「日本沈没」の創作メモから SF作家小松左京さん(1931〜2011)の代表作「日本沈没」の直筆原稿が、出版40年を迎える今年、図書館向けに電子書籍化される。5月から秋田県立図書館で貸し出しが始まる予定だ。 400字詰め原稿用紙で1196枚の直筆原稿、創作メモなどを画像化、電子書籍として読める形にした。書き直しを重ねたプロセスも分かる。阪神大震災のリポート「大震災’95」の生原稿も同時に電子書籍で公開する。 「日本沈没」は地殻変動で日本列島が沈む危機を題材にした近未来SFで、400万部超のベストセラーになった。小松さんの事務所「イオ」の乙部順子社長は、電子書籍化の意図を「災害に立ち向かう人々を描き、小松が日本人に投げかけた課題を、東日本大震災を経た今、改めて一緒に考えてほしい」と語る。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の