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ブックマーク / cpplover.blogspot.com (2)

  • そろそろマストドンについて語っておくか

    世間ではマストドンが流行っている。結論から言うとマストドンは思想的にも設計的にも失敗しているのでお祭りのように一時の話題になった後、急速に忘れ去られる運命にある。 マストドンを語るには、まずマストドンが実装しているプロトコルであるOStatusについて説明する必要がある。これはもともと、StatusNetというソフトウェアが提唱したプロトコルで、Twitterようなマイクロブログの更新通知のためのプロトコルだ。StatusNetは今は名前を変えてGNU Socialとして自由ソフトウェア財団の傘下になっている。 マストドンはいうなればGNU Socialの互換実装だ。その基的な思想や設計はGNU Socialと同じだ。どちらも現在の大手ソーシャルネットワークサービスに共通の問題に対処しようとしている。 問題とは何か。権力の一極集中である。TwitterにしろFacebookにしろGoog

    そろそろマストドンについて語っておくか
  • コミケの保存されにくい同人文化と、複製による情報保存の歴史

    前回、前々回で、筆者はコミケの非効率性と文化保存の認識の欠如について書いた。しかし、どうも問題が正しく認識されていないようだ。 なぜ複製のみが文化財産の消失を防ぎうるか 情報が後世に保存される確率を最も上げるのは、複製である。この単純な事実が理解されていない。どうして、どこの馬の骨ともしれぬ個人の当てにならぬ、勝手気ままで、品質も期待できないような複製が、情報の保存に役立つのか。なぜかと言えば、保存されることにより、情報が消失する確率が下がる、すなわち保存される確率が上がるからである。 情報がひとつの媒体に縛られているというのは、とても当てにならない。ここの情報媒体は、とても簡単に消失してしまう。 まず、単にその媒体が、経年劣化により腐ったり磁気情報が弱まったりして、読み込めなくなるという問題がある。紙の寿命は、それほど長くない。確かに、千年前に書かれた文章が、その書かれた紙ごと現存してい

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