最近考えている富野由悠季作品のこと(1)の続きです。よかったら、前編も読んでください。 6.ガイア・ギア 今はまだ一巻の前半ですが、いろいろ圧倒されて、ただすごいとしか言いようがないという感想です。ガイア・ギアさ…いや、子犬さんが熱中するわけだ。 まず、場面の構築とアイデアの思いつく方がハンパない。 富野の小説の執筆時期はアニメの制作時期といろいろダブるうえ、はっきりとした作品の系列がないため(あと、研究もされていない)、分類することは今のところ非常に難しいと思います。しかし、もし前後期を分けれるのなら、この『ガイア・ギア』はおそらく前期の集大成、もしくは後期の雛型、はしりといえるかもしれません。 7.身体性と白富野 自分もわりと去年までよく白富野だの黒富野だのを使ってたが、富野作品もほぼ一通り見/読み終わった今、あまりこのようなカテゴリを使うのが好きではなくなった(もちろん、今でもときど
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