早くも世間は夏休み突入。昨夏のポニョ・フィーバーの余波がようやく冷めたと感じる昨今。しかし、まさか日テレ金曜ロードショーにてヱヴァ新劇場版が放送される日が来ようとは夢にも思わなかった。奇しくも、その第二弾「ヱヴァ破」が現在、絶賛公開中である。それも他映画を差し置いてトップランクに躍り出ようとは。なぜこうも世はエヴァに魅了され、ことごとく席巻されるのか。今やジブリに並ぶ日本のトップヒッター。先行する形で放送された(劇場公開時は未視聴)第一弾「序」を観た限りでは、あくまで14年前のTVシリーズの焼き直しの枠を出ないものと感じた。けれど、それでもエヴァはエヴァである。'95当時リアルタイムで本作TVシリーズに遭遇した自分は、庵野氏属するガイナックスの本気を見たという以上に、押し留まることを知らぬ時代の、まさにエヴァ・エイジとも言うべき新時代の到来を感じた。(世に言う水瓶座時代アクエリアン・エイジ