6月20日に総務省が発表した「メディア・ソフトの制作及び流通の実態」調査によれば、日本コンテンツ市場は近年緩やかな拡大を続けており、2005年には11兆2947億円(前年比2.1%増)に達した。 このうちテレビ番組・映画市場の拡大が大きくなっている。映像系の市場は5兆3090億円(同4.6%増)である。さらに2次利用市場とパソコン・モバイル向けの市場の拡大が目立った。2次利用の市場は全体の2割を越え、パソコン・モバイル向けの市場は全体の7%となっている。 さらに調査は、地上波テレビの輸出市場についても調査を行っている。調査ではテレビ番組の海外輸出額は、2005年に83億円から88億円と推計している。このうち31.8%がアニメであることから、地上波テレビアニメの2005年の海外向け番組の年間売上高は26億円から28億円と見られる。 2006年の地上波テレビの輸出市場は95億円から100億