今度こそ超円高は止まるのか? 政府、日銀は31日の東京外国為替市場で約3カ月ぶりとなる円売りドル買い介入を実施した。為替相場は1ドル=75円台後半から一時、79円台前半まで一気に円安に振れたが、市場関係者からは「効果は短期間で、無駄ガネに終わる恐れもある」と懸念する声も聞かれる。 日本の介入は8月4日以来。安住淳財務相(49)の就任後初の介入となった。31日午前10時25分に1ドル=75円台後半の水準で介入に踏み切り、円相場は一時、79円台前半まで4円近く円安方向に振れた。 安住財務相は財務省内で記者団に「納得いくまで介入させていただく」と述べ、介入が長期間にわたる可能性を示唆した。介入規模は明らかにしなかった。 円相場は31日の海外市場で1ドル=75円32銭をつけ戦後最高値を更新、輸出企業をはじめ日本経済に深刻な状況が続いており、政府・日銀は対策を迫られていた。 今回の介入でとり