コロナ禍で航空業界が厳しい状況におかれるなかで、異色の動きを見せているのが、少人数で貸し切って運航するプライベートジェット(ビジネスジェット)だ。「コロナ前」よりも引き合いが増えている上、その活用法も大きく変化している。 「コロナ前」は、時間当たりの単価が高い大企業幹部による利用が目立ったが、「コロナ後」は、感染対策としての側面にも注目が集まりつつある。一度は操業を止めた国外の工場を再開するために技術者を送り込んだり、国外から羽田空港や成田空港に帰国した人が地方都市に戻るために利用したりするケースだ。プライベートジェットを手配する会社では、「感染リスクの低減ということで、マーケットの拡大は十分にあり得るのではないか」とみている。 報道陣には大型プライベートジェット機のボンバルディア・グローバル7500型機も公開された。最大で19人が乗れ、会議をしながら米東海岸に向かうこともできる コロナ前