感染力が大幅に強まったとされる新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」は、すでに全米各地で入院者数を急増させている。現在の感染状況を受け、米食品医薬品局(FDA)のスコット・ゴットリーブ前長官は7月18日、ワクチン未接種の人々に対する「緊急警告」を発した。 前長官は出演したCBSの番組で、まだ新型コロナウイルスに感染していない人の「大半」はデルタ株に感染する可能性が高いと指摘。入院が必要になる危険性の点から見て、この変異株は感染した多くの人たちにとって、「生涯のうちに感染するウイルスの中で、最も深刻な影響を受けるものの一つになるだろう」と語った。 トランプ前政権下で2年間FDA長官を務めたゴットリーブはさらに、デルタ型は「感染力が非常に強く」、ワクチン未接種の人のほとんどが感染することになるとして、次のように述べている。 「米国人のほぼ50%がワクチン接種を完了、人口の3分の1程度がすでに感