北海道旭川市で、今年3月、中学2年の女子生徒が凍死した問題で、女子生徒の母親は、ツイッターに遺族を中傷する内容の投稿があったとして、通信事業者に投稿者の情報開示を求めて旭川地裁に提訴しました。 この投稿者について、母親の代理人は、16日、中傷する投稿が、今年4月に少なくとも10件程度あったことを明らかにしました。 訴状などによりますと、4月下旬、ツイッターに匿名で同一の投稿者から「いじめは(爽彩さんの)家庭環境や子育てなどが原因だ」という内容の書き込みがありました。 死亡した廣瀬爽彩さんの母親は、5月、アメリカのツイッター社に情報開示を求めて東京地裁に仮処分を申し立てて認められ、投稿は、東京のプロバイダー(接続業者)のソフトバンクとワークアップを通じて行われたことがわかりました。 今回の提訴は、投稿者の住所や氏名などの開示を求めるもので、16日、第1回口頭弁論が開かれたあと、会見を開き、母
北極海の環境を観測するための、日本では初めてとなる「北極域研究船」の建造が始まることになりました。 建造が始まるのは北極海の観測を行う「北極域研究船」で、運用を行う海洋研究開発機構が大手造船会社と契約しました。 全長128メートル、幅23メートルと大型で、最大で99人が乗ることができます。 最も大きな特徴は、厚さ1.2メートルの氷を砕きながら時速5キロ以上で進むなど高い砕氷機能をもつことで、自律航行型の無人の小型潜水機などを使った観測も行うことができます。 北極海の環境は、日本の気象にも関係していると考えられていて、海水の温度のほか、波や氷の状態を観測して、地球温暖化の影響で急速に変化しているとされる北極海の詳細なデータを取得することが期待されています。 北極海を観測するための「北極域研究船」を建造するのは日本では初めてで、建造費はおよそ335億円となり、2026年度に就航する予定です。
科学的ではないことをしばしば言うトランプ大統領を生んだアメリカは、「反科学」的な国なのでしょうか。 18世紀に欧州の貴族主義や権威主義に反発し、国として独立したアメリカの底流には、反エリート主義があります。そのアメリカ人気質は、権威に頼らず自らフロンティアを開拓する強さを生む一方、「インテリの言うことは聞きたくない」という感情から「反科学主義」につながりかねません。 20世紀後半からは、地球温暖化の問題などで科学の成果が産業活動を制限するようになり、産業界が科学を嫌うようになりました。同じ時期にキリスト教の保守的なグループが、人工妊娠中絶など生殖に介入してくる科学への不信を強めました。産業界とキリスト教の保守的なグループという、一見、かかわりの薄そうな二つのグループが力を合わせ、科学に反発する集団となったのです。この勢力が、トランプ氏のような反科学的な大統領を誕生させる原動力の一つになった
新型コロナの合併症で亡くなったロバート・エンヤート氏=2012年11月29日、米コロラド州/AAron Ontiveroz/MediaNews Group//Denver Post/Getty Images (CNN Business) 新型コロナウイルスワクチンを接種しないと誓っていた米保守系ラジオ司会者で牧師のロバート・エンヤート氏が、新型コロナの合併症のため死去した。番組の共同司会者が13日、SNSで明らかにした。 共同司会者のフレッド・ウィリアムズ氏はフェイスブックで、「『リアルサイエンス・ラジオ』の共同司会者を務める親友がコロナとの闘いに敗れたことは沈痛の思いだ」と述べた。 エンヤート氏は昨年10月、コロラド州を相手取って起こした新型コロナ対策の行動制限をめぐる訴訟に勝利した。 判決後、エンヤート氏はCNNの電話取材に「我々には政府の介入を受けずに神を敬う権利、そして義務がある」
ワシントン(CNN) 1月6日に起きた米議会議事堂襲撃事件の2日後、米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長が、トランプ大統領(当時)が危険な軍事攻撃を命令したり核兵器を発射したりする可能性を制限するため、秘密裏に行動を取っていた――著名ジャーナリストのボブ・ウッドワード氏と米紙ワシントン・ポストのベテラン記者ロバート・コスタ氏は新著「Peril(原題)」でそう内幕を記述した。 両氏によると、事件に深く衝撃を受けたミリー氏は、「トランプ氏の精神状態が大統領選後、深刻に悪化したことを確信」した。「トランプ氏はほぼそう病のような状態となり、当局者を怒鳴り散らしたり、際限のない選挙の陰謀論に関する別の現実を作り出そうとしていた」という。 ミリー氏はトランプ氏が「暴走」する可能性を懸念し、「何が引き金になるか分からない」と側近に語っていたと、両氏は記している。 こうした状況を踏まえ、ミリー氏は異例
長野市の茶臼山動物園で、中央アルプス生まれの国の特別天然記念物ライチョウのヒナたちが順調に育っている。半世紀前に絶滅したとされる中央アルプスで環境省が進める「復活作戦」の一環。来夏には、動物園生まれのヒナたちが、野生復帰する予定だ。 8月3日、中央アルプスで自然繁殖し、木枠と金網製のケージで保護された2家族が、ヘリコプターで茶臼山動物園と那須どうぶつ王国(栃木県)に移送された。茶臼山動物園には、母鳥1羽、ヒナ3羽(オス1羽、メス2羽)の計4羽。動物園では、放し飼いができる飼育施設内に、中央アルプスで使用したものと同じケージに置いて収容し、午前と午後、屋外に出して散歩をさせている。 到着時に100~125グラムだったヒナたちは順調に育った。健康状態は良好で、体重は393~432グラム(9月9日現在)。母鳥(450グラム)とほぼ同じ大きさになり、見た目は若鳥といえる。餌は配合飼料のほか、コマツ
ファイザーは、神奈川県相模原市などの接種会場で見つかった、新型コロナウイルスワクチンの容器の中の白い粒子について、ワクチンの成分でできたもので、安全性などに問題はないとする見解を公表しました。 ファイザーによりますと、今月11日以降、神奈川県の相模原市と鎌倉市、それに大阪府堺市の接種会場で、合わせて5本の同じロット番号の容器から、白い粒子が見つかったと報告がありました。 ファイザーが回収して分析した結果、いずれもワクチンの成分だったということで、仮に接種に使われても、安全性や有効性に問題はないとしています。 ファイザーのワクチンでは、このほかに、今月5日までに出荷された2500万本のうち、合わせて95本で、白い浮遊物が確認されていますが、いずれもワクチンの成分だとしています。 低温で振動を加えると、成分が固まりやすいということで、解凍してから希釈する際に、色が均一になるまで上下にゆっくりと
世界銀行は16日、毎年公表する報告書「ビジネス環境の現状」の2018年版で、中国政府高官からの不満を受けた世銀側が、データを不正に操作し、中国のランキングを引き上げたとの調査結果を公表した。当時世銀幹部だった国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ専務理事の関与も指摘している。 世銀が外部機関に依頼した調査の結果によると、中国高官が17年5月ごろから、世銀のキム総裁(当時)ら高官に対し、17年版で78位だった中国の順位について、経済改革の努力を反映していないなどと、繰り返し不満を表明。当時、増資をめぐって中国などの主要国との関係に神経をとがらせていた世銀は、法的権利を示す指標など3項目を操作することを決め、中国の18年版の順位を本来の85位から7位引き上げ、前年と同じ78位にとどめたという。 報告書は、ゲオルギエバ氏が「中国の順位を引き上げることに直接関与した」と指摘。キム氏についても「不正な
by Elke Gabriel 培養した脳に眼杯と呼ばれる器官を備えた原始的な目を形成させることに成功したとの論文が、2021年8月17日に発表されました。人の脳を研究するために実験室内で作られたミニチュアサイズの脳と目には、光に反応する神経組織の活動などが確認されたことから、今後は網膜疾患の研究や医療用の網膜の製造に役立つと期待されています。 Human brain organoids assemble functionally integrated bilateral optic vesicles: Cell Stem Cell https://www.cell.com/cell-stem-cell/pdfExtended/S1934-5909(21)00295-2 Brain organoids develop optic cups that respo | EurekAlert!
おととし、東京・池袋で乗用車が暴走して親子2人が死亡し、9人がけがをした事故で、きょう実刑判決が確定した飯塚幸三被告(90)が、刑務所への収監について「執行停止は求めていない」と関係者に話していることがわかりました。 旧通産省の幹部・飯塚幸三被告は、おととし4月、池袋で乗用車を暴走させて親子2人を死亡させたほか、あわせて9人にけがをさせた罪に問われ、きのうの控訴期限までに検察側と弁護側の双方が控訴しなかったため禁錮5年の実刑判決が確定しました。 収監にあたって、刑事訴訟法では著しく健康を害したり、生命に危険が生じたりする場合は検察当局が刑の執行を停止することができますが、飯塚被告はきょう、「刑の執行停止は求めていない」「刑務所で罪を償う覚悟を決めている」と関係者に話していることが新たに分かりました。 検察当局は、今後、90歳の飯塚被告の体調面を考慮した上で、収監に向けた手続きに入る見通しで
トヨタ自動車は17日、既に明らかにした来月の減産計画の詳細を発表した。 国内14工場27ラインで最大11日間の稼働を停止する。東南アジアでの新型コロナウイルス感染拡大に伴う部品調達の遅れを受けたため。SUBARU(スバル)も国内工場の稼働休止期間を延長した。 【写真】トヨタ自動車が発売したカローラシリーズ初のスポーツ用多目的車(SUV)「カローラ クロス」 トヨタの減産計画では、来月に国内外の生産台数を当初計画から約33万台引き下げる。このうち国内分は約15万台。今月に続いて大幅な減産を強いられる。 対象となるのは、全14工場28ラインのうち27ライン。子会社トヨタ車体の吉原工場(愛知県豊田市)は、第1ラインを10月1~15日のうち計11日間休業する。新型のスポーツ用多目的車(SUV)「カローラ クロス」を造る高岡工場(同)の第1ラインは、計9日間操業を止める。 一方、スバルは国内3工場の
オーストラリア・シドニーで、豪海軍の潜水艦「ウォーラー」を視察するマルコム・ターンブル首相(当時、中央)とフランスのエマニュエル・マクロン大統領(左から2人目、2018年5月2日撮影、資料写真)。(c)BRENDAN ESPOSITO / POOL / AFP 【9月18日 AFP】オーストラリアがフランスと交わしていた潜水艦の大型契約を破棄し、米国製の潜水艦を購入すると決めたことを受け、フランス政府は、米国とオーストラリアに駐在する大使を召還した。ジャンイブ・ルドリアン(Jean-Yves Le Drian)仏外相が17日、発表した。 同外相は声明で、「オーストラリアと米国が9月15日に行った発表の異例の重大性」を理由に、協議のために大使2人を直ちに召還することを決めたとしている。(c)AFP
奄美市は17日、名瀬小湊で確認された巨大な滝の名称公募を中止した。10日の公募直後から「古くから伝わる呼び名がある」と疑問の声が相次ぎ、17日に小湊集落の住民が朝山毅市長に「地元の名称を付けてほしい」と中止を要望。朝山市長は「相談なく公募してしまい申し訳ない。調査不足だった」と謝罪した。市によると、約3200件の案が寄せられていた。 滝は小湊と和瀬集落の中間にあり、奄美大島東海岸に注いでいる。昨年5月、同市の写真家浜田太さんがドローンで撮影した。落差181メートルと計測した市は「九州最大の可能性がある」と10日に発表。地図に記載がなく、「地域に定着した統一名がない」として、全国に名称を募った。 要望書を出した小湊集落の栄嘉弘町内会長(67)によると、滝は古くから住民に知られ、島の方言で黒い岩を意味する「クルキチ」と呼ばれていた。かつて滝周辺に「フツブル」という名の集落があったことから「フー
虹色の鋏角(きょうかく)を見せるハエトリグモの一種(Phidippus regius)。(PHOTOGRAPH BY EMANUELE BIGGI, NATURE PICTURE LIBRARY) マダニはシカにかみつく際、厚い毛皮を突き破らなければならない。ハキリアリは、頑丈な熱帯植物の葉をいとも簡単に切り裂く。サソリは尾を使って、自分より何倍も大きい獲物に毒を注入する。(参考記事:「自ら毒の体験も、生物毒に魅せられた科学者たち、新薬開発目指し」) 米オレゴン大学の物理学者ロバート・スコフィールド氏は、こうした驚異的な生物たちに魅了されてきた。小さな彼らは、どうやってそのような桁外れの力を発揮しているのだろうか? 9月1日付けで学術誌「Scientific Reports」に掲載された氏らの論文によると、その答えは、彼らがもつ“武器”や“道具”の原子レベルの構造にあるという。 一部の無脊
フロリダ州マイアミビーチに展示されているマンモスの骨格の彫刻。ダミエン・ヒルスト氏作。(PHOTOGRAPH BY JEFFREY GREENBERG, EDUCATION IMAGES, UNIVERSAL IMAGES GROUP VIA GETTY) 米ハーバード大学の遺伝学者ジョージ・チャーチ氏と起業家のベン・ラム氏は9月13日、「コロッサル」というスタートアップ企業を立ち上げ、絶滅したマンモスに似たゾウを遺伝子工学で誕生させるという計画を発表した。ケナガマンモス(Mammuthus primigenius)のDNAを使って、北極圏の気候に適応したアジアゾウ(Elephas maximus)とのハイブリッドを作るという。 後で述べるように、一部の科学者は、ハイブリッドゾウが北極圏にある永久凍土の融解を遅らせ、気候変動の影響を抑えられると考えている。長期的には、ハイブリッドゾウの導入
「眞子さまと小室さんの年内結婚がまるで既定路線のように報道されていますが、公式な発表がない以上、ひっくり返る可能性が0%になったわけではありません。小室さんの母親と元婚約者間の金銭問題が解決したわけでもないですし、秋篠宮さまが以前から繰り返しおっしゃっていた『多くの人が納得し喜んでくれる状況』になったわけでもありません。9月11日に発表された紀子さまのお誕生日の声明文にも、そう読み取れるメッセージが隠されていました」 そう語るのは、とある秋篠宮家の関係者だ。9月1日、秋篠宮家の長女・眞子さまが小室圭さんと年内に結婚するという報道が出た。2018年2月の婚約延期以降、膠着状態にあったお2人のご結婚問題が大きく動き出している。宮内庁担当記者は混乱した現状を嘆く。 飛び出した「年内結婚」報道 「読売新聞が朝刊1面で『眞子さま年内結婚』と大きく報道したのが9月1日。結納にあたる『納采の儀』や結婚式
ネット通販大手アマゾンと出版大手・講談社が今月から、取次会社を経由しない「直接取引」を始めたことが関係者への取材で分かった。消費者に本を届ける日数の短縮やコスト削減を狙う。取次会社などに衝撃が広がっている。 【図】出版流通の仕組み 「異例」直接取引の背景は 出版流通では、書店と出版社の間に問屋にあたる取次会社が入って全国に本や雑誌を配送する。ネット書店のアマゾンも取次会社から書籍を入手し、消費者に届けてきた。今回、講談社から直接、取り寄せることで、日数の短縮が期待される。 アマゾンジャパン広報部は直接取引の意義について「豊富な品ぞろえとお客様への迅速な配送が可能になる」としている。 直接取引の当面の対象は人気の3シリーズ「講談社現代新書」「ブルーバックス」「講談社学術文庫」の既刊本。効果を見極めた上で他の書籍や新刊本への拡大を検討する。 アマゾンは従来、取次大手の日本出版販売(日販)などと
米感染症対策トップのアンソニー・ファウチ博士は、新型コロナワクチンが原因で睾丸が「腫れる」など生殖機能に問題が生じた、とTwitterに投稿したラッパーのニッキー・ミナージュの主張をCNNの番組で一蹴した。 【画像を見る】「反ワクチン派」のセレブリティ名鑑 現地時間13日に開催されたファッションの祭典「メットガラ」を欠席したミナージュ。ワクチン接種が参加条件だったため出席をしなかったこと、トリニダードに住んでいるミナージュのいとこの友人の話として、ワクチンを接種した結果、勃起不全と睾丸の腫れがあったということを自身のTwitterに投稿した。 My cousin in Trinidad won’t get the vaccine cuz his friend got it & became impotent. His testicles became swollen. His friend
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く