経済産業省は、この冬の電力需給が厳しくなることに備えて、大手電力会社に対して、火力発電の燃料であるLNG=液化天然ガスの在庫を適正に確保するよう注意を呼びかけています。 経済産業省では、火力発電所の休止や廃止が加速していくことが見込まれる中で、この冬の電力需給が厳しくなると見込んでいます。 これについて、24日に開かれた有識者会議の中で経済産業省は、大手電力会社が9月15日の時点で、LNGの在庫を去年の同じ時期の1.5倍の水準確保していることを明らかにしました。 一方、短期で取り引きするLNGのスポット価格は、春以降値上がりが続き、足元では過去5年間で最も高い水準となっていると説明しました。 背景には、中国で石炭に代わってLNGの需要が増えていることなどがあるということです。 こうした状況の中、電力需給がさらに厳しくなり、LNGを追加で調達しようとすると相当なコスト高になるとして、経済産業
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