外交や安全保障に詳しい明海大学の小谷哲夫教授が4日、TBS系「Nスタ」(月~金曜後3・49)に生出演し、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアの現有戦力や今後について展望した。 【写真】アゾフスターリ製鉄所から避難してきた人らを乗せたバスと、子どもを抱く女性=2日、ウクライナ東部ドネツク州(ロイター) 南部の港湾都市オデーサでは、軍用飛行場にある兵器がロシア軍の対艦ミサイルで攻撃された。通常なら戦艦に使用されるはずの武器を投入した理由について、小谷氏は「精密誘導兵器、弾道ミサイルですとか巡航ミサイルは、おそらく数が足りなくなってきていて、だからこそ対地攻撃に対艦ミサイルを使ったんだろうと考えられます」と分析した。 ウクライナ軍の抵抗で、戦闘はロシア軍の想定を超える長さになっていると見る向きもある。小谷氏は「そもそもウクライナとの戦争で、戦車を含めてかなり損害が出ていますけど、ロシアの軍需産業
ウクライナ国防省の情報機関「情報総局」のキリロ・ブダーノウ局長は、現在のロシア連邦との戦争の終結シナリオは、ロシアの分裂か政治首脳部の交代の2つの可能性があると指摘した。 ブダーノウ情報総局局長がウクライナのNV誌へのインタビュー時に発言した。 ブダーノウ氏は、1つ目の戦争終結シナリオはロシアが3つ以上に分裂することであり、2つ目はロシアの領土一体性が相対的に維持されたまま国家のトップが交代することだと指摘した。 その際同氏は、2つ目のシナリオとなる場合、ロシアの新首脳は、それまでの首脳は「病んだ独裁者」であったとして、これまでの首脳陣が行ってきたことを国として否定するだろうとの見方を示した。そして、その場合には、ロシアが現在占領している北方領土からケーニヒスベルクまでの領土を返還するだろうと指摘した。 その上でブダーノウ氏は、「これが2つの道だ。ロシアの軍事・政治首脳陣の大半は、これを知
ロシア連邦は、2月24日の対ウクライナ全面的侵略開始以降、占領下「DPR」「LPR」をはじめとするウクライナ領から、すでに約20万人の児童をロシア領に移送したと発表した。 ロシア国家防衛管理センター所長であり露国防省を代表するミハイル・ミジンツェフ大佐が発言した。露インターファクス通信が報じた。 ミジンツェフ氏は、過去24時間でロシア領へは1万1550人を「避難」させたとし、その内1847人が児童だったと発言した。さらに、全面的侵攻開始から現在まででは、計109万2137人を移送し、その内19万6356名が児童だったと伝えた。 なお、4月23日には、ロシア国防省は、95万1000人以上のウクライナ国民をロシア領に移送したと発表していた。
ロシア軍のウクライナ侵攻で、5月9日の対独戦勝記念日が今後の戦況を占う試金石になる。ロシアの情報機関関係者が発信する非公式内部情報は、プーチン大統領が開戦以来の苦戦にいら立ち、5月7日までのドンバス地方完全掌握を軍に厳命したと伝えた。軍事作戦終了後は、軍と情報機関の責任を問い、「粛清」を計画しているという。(拓殖大学特任教授、元時事通信モスクワ支局長 名越健郎) ロシアのプーチン大統領=4月20日、ロシア・モスクワ【EPA時事】 テレグラムに謎の内部告発 ロシアのインスタント・メッセージ・アプリ、「テレグラム」に、「SVR(対外情報庁)将軍」という正体不明の投稿者が寄稿、クレムリンの内部告発をしている。 【図解】ウクライナ・ドンバス地方 それによると、4月22日にオンラインで行われた安全保障会議で、プーチン大統領はウクライナ東部のドネツク、ルガンスク両州の完全掌握を改めて指示。ゲラシモフ参
東ウクライナに兵力を集中させるプーチンだが、ノヴォロシアを取ってもどうするのかという問題がある(4月27日撮影) Sputnik/Alexei Danichev/Kremlin via REUTERS <ウクライナ戦争はこれからどうなるか。NATOはどう対抗し、台湾情勢にはどんな影響があるか。『日本がウクライナになる日』著者・河東氏とロシアの軍事と安全保障戦略を専門とする小泉氏が議論を交わした> 戦況はどうなるのか。日本の安全保障は? 外交官としてソ連・ロシアに12年間駐在した経験があり、『日本がウクライナになる日』(CCCメディアハウス)を緊急出版した外交評論家の河東哲夫氏と、ロシアの軍事と安全保障戦略を専門とする東京大学専任講師の小泉悠氏による対談。 前編の記事(【河東哲夫×小泉悠】いま注目は「春の徴兵」、ロシア「失敗」の戦略的・世界観的要因を読み解く)では、ロシアが弱かった理由の分析
大幸薬品は4日までに、空気中の細菌やウイルスを除去できるとした「クレベリン」6商品の広告表示について、消費者庁から指摘を受けていた景品表示法違反(優良誤認)を認める見解を公表した。「実際よりも著しく優良であると示していた」とし、「関係者に多大な迷惑をかけ、深くおわび申し上げる」と非を認めた。 消費者庁「日常の生活空間とは異なる状況での効果しか示されず」 同社は5月3日、HP上で声明を公表。広告表示が「あたかも使用すれば室内空間に浮遊するウイルスや菌が除去される効果が得られるかのように示していた」と説明。消費者庁の命令に従うとした。同社の担当者は「商品の販売は継続する。これまでの商品の返品は受け付けない」と述べた。
阿部 なつ江研究プラットフォーム運用開発部門 マントル掘削プロモーション室 主任研究員 地球の深部を探求し続け、「マントル岩石学者」と自称する研究者 。海洋地球研究船「みらい」、地球深部探査船「ちきゅう」を用いた世界的な研究航海にも赴き、数々の研究成果を発表している。 マントルは、キレイな緑色の石でできている。 地球の断面図では、マントルはよく赤色に塗られています。そのせいか、マントルと聞くと、ドロドロに溶けたマグマのような赤色をイメージする人が多いようです。 しかし、実際は違うということが解ってきました。地球の体積の実に約83%を占めるマントルは、かんらん岩という重い岩石でできていると考えられています。かんらん岩を構成する主な鉱物は、「かんらん石」と呼ばれ、透き通った宝石でもある緑色の石。つまり、マントルは赤色ではなくキレイな緑色なのです。 マントルは高温・高圧の状態にあり、溶けてはい
ロシアのプーチン大統領が5月9日の「対独戦勝記念日」でどのような演説をするのかが、大きな注目を集めている。 ウクライナの元参謀本部将校オレグ・ジダーノフ氏は、ウクライナ東部の戦況、プーチン政権内部の変動等について、ウクライナの独立系インターネットテレビ「ポリティカ・オンライン」(4月30日)でインタビューに答えた。 その中でジダーノフ氏は、「『対独戦勝記念日』である5月9日を前に、プーチン大統領は敗北を認めざるを得ないだろう」と分析している。 ジダーノフ氏は、旧ソ連軍時代の同僚がロシア国内の各地にいることから、ロシア軍の情報にも詳しい。 以下はインタビューの概要を筆者(ANN元モスクワ支局長 武隈喜一)がまとめたものだ。 なおこのインタビューはYouTubeで5月2日現在、119万ビューを超えている。 たしかに、ロシアが動員令を発することなしに戦況を変えることは不可能になっているが、総動員
「ここで話を聞いてくれた警察官がわりと年配の方で、『フリマサイトって何?』というところから説明しなきゃいけなくて(苦笑)」(同前) それでも何とか事の経緯を説明した後、その警察官と一緒に事件が起きたキャンプ場に行き、現場検証をすることになった。 「どのあたりにテントを張っていて、クーラーボックスをどこに置いていたのか。だいたいの位置関係や駐車場からの距離などを把握するという感じでしたね」(同前) 現場検証終了後、正式に被害届を出し、後は警察の捜査を待つばかりとなった。 「この出品物は、盗品です」フリマサイトの対応は? その一方でRINさんは、盗品転売の舞台となった「メルカリ」や「ラクマ」などのフリマサイトにこの一件を問い合わせたという。 「サイトに記載されたメールの問い合わせ先に、『この出品者が出品しているクーラーはキャンプ場で私から盗んだものです。盗難品の転売は許されないのではないですか
「あれ、クーラー(ボックス)がない!? 誰かテントにしまってくれた?」 誰もが首を横に振る。そのクーラーボックスは、キャンプ好きの間では高級ブランドとして知られる「イエティ」製で、1年ほど前に「念願かなって」ようやく手に入れたものであった。その大事なクーラーが、いくら探しても、どこにもない。どうやら深夜から早朝にかけて、何者かに持ち去られてしまったことが確定的となったのである。 「キャンプ場で盗難が増えているということは知っていたので、ランタンやチェアなどは寝る前にテント内にしまっておいたんです。『そうだ、クーラーもしまなわいと』と思ったのは覚えているんですが、結局そのまましまい忘れていたんです」(同前) 慌ててキャンプ場のセンターハウスに駆けこむもーー。 「スタッフの方は『そうでしたか。実は先週もランタンを盗まれた人がいて……』という感じで、具体的には警察に相談してください、と」(RI
ウクライナで人気上昇トルコの軍事ドローン「バイラクタルTB2」ロシア軍が2022年2月にウクライナに侵攻。両国ともに軍事ドローンによる上空からの攻撃を続けており、ロシア軍はロシア製の軍事ドローン「KUB-BLA」で攻撃を行っており、ウクライナ軍はトルコ製のドローン「バイラクタルTB2」でロシア軍の装甲車を上空から破壊して侵攻を阻止することにも成功している。軍事ドローンが上空から地上に突っ込んできて攻撃をして破壊力も甚大であることから両国にとって大きな脅威になっている。そして米国バイデン政権は米国エアロバイロンメント社が開発している攻撃ドローン「スイッチブレード」を提供。さらに「フェニックス・ゴースト」も提供する。英国も攻撃用の軍事ドローンをウクライナ軍に提供している。 攻撃ドローンだけでなく監視・偵察用ドローンもウクライナ上空を多く飛行している。日本の防衛省もウクライナ軍に市販品の監視・偵
【ワシントン=田島大志】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、自国に侵攻しているロシア軍が2日、南部オデーサ(オデッサ)の学生寮にミサイル攻撃を行い、14歳の少年が死亡したと明らかにした。露軍は米欧による武器供与の妨害に腐心しているとみられ、4月30日にもオデーサの空港を標的とした。 【動画】マリウポリの市街戦 至近距離からロシア軍車両を撃破 露国防省も、オデーサの軍用空港の物流施設を精密ミサイルで攻撃し、トルコ製の軍用無人機(ドローン)「TB2」や米欧の武器が保管されている格納庫を「破壊した」と発表した。 一方、露軍が全域制圧を目指す東部ドンバス地方(ドネツク、ルハンスク両州)の戦況に関し、米国防総省の高官は2日、記者団に、露軍はこの数日間で「最小限の進展しかなかった」と指摘した。東部の主要都市ハルキウ(ハリコフ)周辺では、約40キロ東の地点への後退を余儀なくされたとの分析を
ウクライナ侵攻で有名になった「キーウの幽霊」をご存じだろうか。戦闘機「MiG-29」を巧みに操るウクライナ空軍のエースパイロットとされ、1回の出撃で6機のロシア軍機を撃墜したなどとSNS上で話題になった。【安藤健二・ハフポスト日本版】 【動画】ウクライナ政府の公式Twitterが2月末に投稿していた「キーウの幽霊」 ウクライナ政府も「キーウの幽霊」の動画をSNSで拡散していたが、戦意高揚のためのプロパガンダと見られていた。 しかし、英紙「タイムズ」が4月29日、「キーウの幽霊」の正体を3月に戦死した29歳のステパン・タラバルカ少佐だと報道したことで、政府も火消しに動くことになった。 ウクライナ空軍の公式Twitterは4月30日、「キーウの幽霊」が首都を防衛したパイロット達の「集合的な精神の現れ」だと投稿。架空の人物だと認めた上で、その上で「キーウの幽霊は生きています」と主張している。 「
(CNN) ロシア軍が占領したウクライナ南部のメリトポリで、農業機械を販売店から盗んでロシア南部チェチェン共和国に送ったと、現地の実業家が訴えている。 しかし盗まれた農業機械は全て遠隔操作でロックがかけられ、使用できない状態だった。 民家の略奪の横行に加え、ロシア軍が農業機械や穀物、建築資材を盗んでいるという報告は、ここ数週間で増えている。しかしメリトポリの販売店から農業機械が持ち去られた事件は、ロシア軍の輸送手段まで使った略奪作戦の組織化が進んでいることを物語る。 メリトポリは3月上旬以来、ロシア軍の占領下にある。販売店から持ち去られた農業機械は総額約500万ドル(約6億5000万円)相当。コンバインハーベスターだけでも1台30万ドルの価値がある。 CNNは、この事件に詳しいメリトポリの関係者に話を聞いた。 それによると、まずコンバインハーベスター2台とトラクター1台、種まき機1台が接収
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