防衛省は沖縄県の南の太平洋を航行している中国海軍の空母で戦闘機の発着が行われたのを確認したと発表しました。中国沿岸から離れた太平洋に展開して訓練を行っているとみられ、防衛省が警戒と監視を続けています。 防衛省によりますと、17日午前、中国海軍の空母「遼寧」やミサイル駆逐艦などあわせて5隻の艦艇が、沖縄県の沖大東島の南西およそ260キロの太平洋を航行しているのを確認しました。 その後、空母で戦闘機やヘリコプターの発着が繰り返し行われたのが確認されたということです。 航空自衛隊の戦闘機がスクランブル=緊急発進し、領空侵犯はありませんでした。 太平洋を航行している中国の空母で戦闘機の発着が確認されたのはことし5月以来です。 「遼寧」などは16日に沖縄本島と宮古島の間を通過して東シナ海から太平洋に出ていて、防衛省は、中国沿岸から離れた太平洋に展開して訓練を行っているとみて警戒と監視を続けています。
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