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  • 「エイリアンのミイラ」ついに正体が判明、チリ

    体長15センチのミイラ「アタ」は、チリのアタカマ砂漠で発見された。(PHOTOGRAPH BY EMERY SMITH) 「アタ」の身長はわずか15センチで、円錐形になった頭部と、サイズのわりに硬すぎる骨格をもつ。そのためこれを、エイリアンのミイラだと主張する人もいる。しかし、このほど学術誌『ゲノム・リサーチ(Genome Research)』に発表された研究は、エイリアン説が誤りであることを改めて証明しただけでなく、この不思議な姿かたちの理由も科学的に明らかにした。 論争は、2003年にチリのアタカマ砂漠のゴーストタウンの近くで、自然にミイラ化したアタの遺体が発見されたことで始まった。スペイン人の実業家ラモン・ナビア=オソリオ氏がこのミイラを購入し、2012年にはスティーブン・グリア医師がX線とCTスキャンにより骨格を調べた。 グリア氏は「UFO、地球外知的生命体、秘密の先進エネルギーや

    「エイリアンのミイラ」ついに正体が判明、チリ
    prna79
    prna79 2022/08/20
    “エイリアン騒動は、マスコミの注意を引くための愚かな擬似科学でした」「今回の論文により、彼らのナンセンスな主張とかわいそうな小さなアタを眠りにつかせることができます」
  • 謎の猿人「ビッグフット」を探す人々、米国西部には保護区も

    クワキウトル(クワクワカワク)族のトム・セウィド氏。ビッグフットを連想させる伝説上の生き物ズヌクワの衣装を身に着けている。(PHOTOGRAPHS BY WILL MATSUDA) 海に沈みゆく巨大都市ジャカルタ、首都移転で人々はどうなる? 写真10点 息子が分かれて戦ったアフガンの家族、タリバンの下での暮らしは今 懐疑論者にとって、北米の森で目撃されているビッグフットは集団的妄想の証拠でしかない。対して未確認動物学者、すなわちネス湖の怪獣や中南米のチュパカブラなど、伝説上の生き物を探す人にとっては、未知なるものを理解したいというほぼ普遍的な欲求の表れだ。信じるか信じないかにかかわらず、ビッグフットを追い掛けること(ファンの間では「ビッグフッティング」と呼ばれている)は、米国の人里離れた場所を探索する絶好の機会になる。 「私はこれまでに46の州と5つの大陸でサスカッチ(ビッグフットの別称、

    謎の猿人「ビッグフット」を探す人々、米国西部には保護区も
    prna79
    prna79 2022/08/17
    “旅行者がビッグフット探しをするのは、少なくとも米国ならどこでも可能だが、中でも太平洋岸北西部は「遭遇」する確率が高いようだ。” 遭遇すると怖いのはビッグフットよりホモサピかな。
  • 海に沈みゆく巨大都市ジャカルタ、首都移転で人々はどうなる? 写真10点

    スヘミさんは、インドネシアの首都ジャカルタで、小さな堂を営んでいる。今、この堂を海から隔てているのは、狭い未舗装道路と高さ2メートルの防波壁だけだ。スヘミさんの家族の運命は、この壁に委ねられている。 ここ北ジャカルタのムアラバル地区で育ったスヘミさんは、昔は家の前の砂浜でよく遊んでいたという。しかし2000年代に入ると、砂浜は消え去り、海水が頻繁に街なかまで押し寄せるようになった。 2002年、政府は海岸沿いに壁を建設した。沈下を続ける土地と、上昇を続ける海面に対する住民の不安をやわらげ、時間をかせぐためだ。しかしわずか5年後の2007年、近代ジャカルタ史上最悪の洪水が発生。暴風雨と集中豪雨が引き起こした洪水は、市内各地で80人の命を奪い、何億ドルもの被害をもたらした。ムアラバル地区でも暴風雨が壁を破壊し、海水がスヘミさんの家に流れ込んだ。

    海に沈みゆく巨大都市ジャカルタ、首都移転で人々はどうなる? 写真10点
    prna79
    prna79 2022/08/17
    “ジャカルタの州政府は現在、海岸沿いの壁をさらに延長している。2030年に完成すれば全長47キロになる予定だが、その下にある海岸が沈み続けているため、壁は一時的な解決策にしかならない。”
  • 光合成に頼らず作物を生産できるか、第一歩となる研究に成功

    キャノーラ(アブラナ)の苗は、酢酸塩を栄養分として取り込むことができる。酢酸塩は単純な有機物で、太陽光発電した電気を用いて二酸化炭素や水などから作ることができる。(PHOTOGRAPH BY MARCUS HARLAND-DUNAWAY) SF作品では、火星の地下都市、太陽から遠く離れた宇宙ステーションなどでの未来の暮らしが描かれる。地球上とは全く異なるこうした過酷な環境で人間が生き延びるためには、限られた資源を活用して料を生産しなければならない。植物が太陽光を糖に変える光合成は、地球上では大成功を収めているが、エネルギー効率が悪いため、地球の外では役に立たないかもしれない。 そこで一部の科学者たちは、光合成に頼らず植物を育てることで、より効率よく料を生産できるのではないかと考えるようになった。 火星の都市と同じくらいSFじみた話だが、ある研究チームが6月23日付けの学術誌「Natur

    光合成に頼らず作物を生産できるか、第一歩となる研究に成功
    prna79
    prna79 2022/08/17
    “光合成と比較すると、人工光合成は驚くほど効率がよかった。人工光合成を利用した緑藻は、通常の光合成の約4倍の効率で太陽エネルギーをバイオマスに変換することができた。” へぇー。
  • 火星サンプルリターン計画をNASAが大幅に変更、なぜ?

    火星への打ち上げ前、米カリフォルニア州にあるジェット推進研究所の真空室で、ヘリコプター「インジェニュイティ」の体に熱対策を施すNASAの技術者たち。2021年4月の火星での初飛行以来、インジェニュイティは29回の飛行をこなし、火星の空をのべ6km以上飛行した。(PHOTOGRAPH BY NASA/JPL-CALTECH) 米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)は、火星の地質と生命の痕跡について調べるため、2030年代初頭に岩石サンプルを地球に持ち帰る火星サンプルリターンミッション(MSR)を共同で進めている。 2021年2月に火星に降り立ったNASAの火星探査車「パーシビアランス」は、すでにジェゼロ・クレーターから岩石サンプルを採取する作業に取りかかっている。科学者たちは、ジェゼロ・クレーターは火星の生命探査に最適な場所の1つだと考えている。ここにはかつて深い湖があったと考え

    火星サンプルリターン計画をNASAが大幅に変更、なぜ?
    prna79
    prna79 2022/08/10
    「私たちは火星で1カ月間生き延びられるヘリコプターとしてインジェニュイティを作りましたが、すでに1年半生き延びています。驚異的です」
  • 海辺で貝殻を見つけにくくなったのはなぜなのか

    生きた貝類の採取が禁止されている米国フロリダ州南西部のサニベル島のビーチで、朝日に照らされるサカマキボラ。(PHOTOGRAPH BY MARTIN SHIELDS, GETTY IMAGES) 1973年、メリッサ・グリーンさんが6年生のとき、彼女の両親が、米国大西洋岸南東部にあるフロリダ州ハッチンソン島のビーチフロントに新築されたコンドミニアムを購入した。 いとこと一緒に、ありのままの自然が残る海岸まで初めて駆け下りたとき、彼らは以前に行ったことのあるデイトナビーチとのあまりの違いに衝撃を受けた。デイトナではあふれるほど大勢の人たちがドライブやクルージングを楽しんでいたが、ハッチンソンの主役は貝殻だった。 潮が引くたびに、海岸にはコンク貝(ピンクガイ)、エゾバイ、コロモガイ、チューリップボラ(編注:「ぼら」は「ほら貝」の意)がずらりと並んだ。フカノメツメタガイは直径が3センチもあり、茶

    海辺で貝殻を見つけにくくなったのはなぜなのか
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    prna79 2022/08/10
    “州立公園では、ビーチコーミング(海岸に打ち上げられたものを収集・観察する活動)をする人たちに、貝殻を持ち帰らないよう求めている。最近では、こうした方針を採用する州立・国立の公園が増えている。”
  • 動き出したベネチアの巨大水門、浸水を防ぐ一方で膨らむ不安 写真17点

    かつてはまれだった「アクアアルタ」と呼ばれる異常潮位は、世界の海面上昇とともに今や新たな日常となりつつある。過去100年間にベネチアを襲ったアクアアルタのうち、特に被害が大きかった25回の記録を見ると、いずれも潮位が1.37メートルを超えており、そのうち半分以上が2009年12月以降に起こっている。(参考記事:「恒例のベネチア冠水、その対策は?」) そのため、ベネチアの街は莫大な予算を投じて、高潮から街を守るための可動式の水門を設置する計画を立てた。「モーゼ」と名付けられたその水門は、アドリア海北部とベネチアの潟を結ぶ入り口に設置され、満潮のときに海水が潟に入り込み、街に押し寄せるのを防ぐ。 水門は既に稼働し、効果を発揮しているようだ。しかしこの巨大装置は、ベネチアの崩壊をい止める最後の手段である一方で、同じく繊細で危機的状況にある潟にさらなる脅威を与えてしまっている。潟には生物多様性に

    動き出したベネチアの巨大水門、浸水を防ぐ一方で膨らむ不安 写真17点
    prna79
    prna79 2022/08/10
    “しかし、湿地の繊細な健全性が損なわれれば、今度は別の壊滅的な悲劇を招くことになる。「水門があまりに頻繁に使われれば、湿地は死んでしまうでしょう」と、ダルポアス氏は警告する。”
  • 「アジアの」「殺人」スズメバチに新たな英名、なぜ?

    オオスズメバチ(Vespa mandarinia)は米国の太平洋岸北西部の地域にとって侵略的外来種だ。このスズメバチに「ノーザン・ジャイアント・ホーネット(northern giant hornet)」という新たな英語名が付けられた。(PHOTOGRAPH BY PHIL DEGGINGER, ALAMY STOCK PHOTO) 在来の生態系に大きな影響を及ぼし得る侵略的外来種として米国で問題になっているオオスズメバチ(Vespa mandarinia)に新たな英名が与えられた。これまで非公式な一般名はあったが、米昆虫学会(ESA)は7月25日、オオスズメバチの英語での一般名として「ノーザン・ジャイアント・ホーネット(northern giant hornet)」を採用した。 また、2020年に北米の太平洋岸北西部への侵入が話題になったとき、東アジア原産のこのハチに「殺人スズメバチ(mu

    「アジアの」「殺人」スズメバチに新たな英名、なぜ?
    prna79
    prna79 2022/08/06
    “新しい名前が必要だとルーニー氏が考えたのは、スズメバチ(Vespa)属に分類されている種はどれも本来の生息域にアジアが含まれているからだ…つまり「アジアン」は不要な形容なのだ。”
  • コロナは感染回数が多いほど死亡率上昇、後遺症にもなりやすい

    新型コロナウイルスのオミクロン株の研究中に個人用防護服を調整する、オーストラリアのシドニーにあるセントビンセント病院応用医学研究センターのウイルス学者(2021年12月8日撮影)。オミクロン株のBA.4とBA.5系統は、依然として再感染を起こす主要な原因となっている。(PHOTOGRAPH BY KATE GERAGHTY, THE SYDNEY MORNING HERALD/GETTY IMAGES) 新型コロナウイルスの変異株のなかでも感染力の強いオミクロン株の出現により、再感染率が上昇している。米国では3度目、4度目の感染をする人さえいる。また、オミクロン株の亜系統はこれまでに獲得された免疫を回避する能力が高いことも研究で判明している。(参考記事:「オミクロン株のBA.4とBA.5系統が米国で急拡大、気になる特徴とは」) こうした疫学データは新型コロナが何度も再感染しうることを示して

    コロナは感染回数が多いほど死亡率上昇、後遺症にもなりやすい
    prna79
    prna79 2022/08/06
    “氏が、560万人以上の退役軍人の医療記録を分析した結果、感染回数が増えるごとに単純に死亡率が高まっていた。また、再感染によって…新型コロナ後遺症などの病気や…健康リスクが発生する割合も増えていた。”
  • アライグマが「都会の戦士」として世界を席巻する理由 写真8点

    1900年代初頭、当時盛んだった動物心理学を専門とする米国の科学者らが、ある壮大な計画を思いついた。北米に数多く生息し、賢いことで知られるアライグマを研究室に持ち込み、動物の知能について実験をしようというのだ。 この計画はしかし、すぐに頓挫してしまった。霊長類に似た前足を器用に操るアライグマたちが、ケージからの脱走を繰り返したためだ。「科学者たちは降参して、以前と同じようにラットやハトを相手にすることにしたわけです」と、カナダ、ブリティッシュ・コロンビア大学の行動生態学者サラ・ベンソン=アムラム氏は笑う。「そんなわけで、アライグマの認知についての研究はまだ始まったばかりです」 米サンフランシスコ、ゴールデンゲートパークのノースレイク付近には、一晩に少なくとも20匹のアライグマが集まってくる。人々はいつも彼らにドッグフード、サワークリーム、ポテトチップスなどのスナックを与えているが、これは違

    アライグマが「都会の戦士」として世界を席巻する理由 写真8点
    prna79
    prna79 2022/07/30
    “アライグマを研究室に持ち込み、動物の知能について実験をしようというのだ。この計画はしかし、すぐに頓挫してしまった。霊長類に似た前足を器用に操るアライグマたちが、ケージからの脱走を繰り返したためだ。”
  • 米国で人気の「旅する蝶」オオカバマダラ、IUCNの絶滅危惧種に

    スギの木にとまるオオカバマダラ。2022年1月に米国カリフォルニア州ロス・オソスにあるコースタル・アクセス・オオカバマダラ保護区で撮影。この保護区は、毎年秋に米国北部からやってくる数千匹のオオカバマダラの越冬地となっている。7月21日、国際自然保護連合はオオカバマダラを絶滅危惧種に指定した。(PHOTOGRAPH BY GARY CORONADO, LOS ANGELES TIMES/GETTY IMAGES) 米国で人気のチョウが、正式に絶滅危惧種に指定された。 7月21日、国際自然保護連合(IUCN)は「絶滅のおそれのある生物種のレッドリスト」の公式評価で、主に北米に生息し、渡りをするチョウとして有名なオオカバマダラを絶滅危惧種(Endangered)に指定した。(参考記事:「ギャラリー:北米を大移動する蝶、オオカバマダラ 写真6点」) オオカバマダラは夏と冬の生息地を行き来するため、

    米国で人気の「旅する蝶」オオカバマダラ、IUCNの絶滅危惧種に
    prna79
    prna79 2022/07/30
    “7月21日、国際自然保護連合(IUCN)は「絶滅のおそれのある生物種のレッドリスト」の公式評価で、主に北米に生息し、渡りをするチョウとして有名なオオカバマダラを絶滅危惧種(Endangered)に指定した。”
  • 「巨大な農業機械で効率生産」のはずが、実は減っている収穫量

    米国カンザス州の農場で小麦を収穫するコンバイン。大型化した農業機械は農業の効率を飛躍的に高めた半面、土壌の深い層を押し固めて収穫量を減少させる恐れがある。(PHOTOGRAPH BY GEORGE STEINMETZ, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 土壌生物学と土壌構造の専門家であるトーマス・ケラー氏とダニ・オー氏と、トラクターやコンバインなどの農業機械について話を始めると、遅かれ早かれ、恐竜の話題になってしまう。いったい、なぜだろう。2人は、農業機械の大型化が進んだことでかつて地球を踏みしめた最大の動物である恐竜とほぼ同じ重さになっており、世界で最も貴重な資源の1つである肥沃な土壌を押しつぶそうとしていると、最近の論文で説明している。 米国ネバダ州リノにある砂漠研究所とスイスのチューリッヒにあるスイス連邦工科大学を行き来しているオー氏は、「農業機械は100年

    「巨大な農業機械で効率生産」のはずが、実は減っている収穫量
    prna79
    prna79 2022/07/30
    “この驚くべき効率性によって、世界人口の約5%の人々で残り95%分の食料を生産できるようになった。ただし、「そのために、世界の土壌は大きなダメージを受けている」というのが、オー氏とケラー氏の主張だ。”
  • ペンギンは温暖化を乗り切れない? 進化速度が鳥で最も遅かった

    崖に立つミナミイワトビペンギン。南アフリカ、マリオン島で撮影。(PHOTOGRAPH BY THOMAS P. PESCHAK, NATGEO IMAGE COLLECTION) 南極の雪山を滑り降り、極寒の海を元気に泳ぐ。ペンギンは周囲の環境に完璧に適応しているように見える。しかし、このカリスマ的な鳥は最初から飛べない海鳥だったわけではない。飛ぶ鳥から泳ぐ鳥へと進化するにあたって、まったくと言っていいほど新しい技術、体形、機能を手に入れたのだ。 この進化をかつてない方法で描き出し、気候がペンギンの運命をどのように変えたかを検証した成果が、7月19日付で学術誌「Nature Communications」に発表された。化石記録とゲノムデータを組み合わせた、前例のない規模の研究だ。 「ペンギンは最も楽しい進化の産物です」と、米コネティカット州グリニッジにあるブルース博物館の鳥類古生物学者で、

    ペンギンは温暖化を乗り切れない? 進化速度が鳥で最も遅かった
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    prna79 2022/07/27
    ”ペンギンの進化は、最初の急速な適応以降、徐々に減速していった(ちなみにキツツキの進化は鳥で最速の部類に入るが、その理由は謎のままだ)。” ペンギンは単系統群なのかな。
  • 肉食のネコがなぜマタタビをなめ、かむのか、岩手大などが解明

    ネコがマタタビの葉をなめたりかんだりすることで、蚊を遠ざけるマタタビの性質を強め、しかも同時にネコ自身をマタタビにより強く反応させることが分かった、と岩手大学など日英の研究グループが発表した。成果は身近な動物の行動の謎を解き、さらに蚊を避ける薬の開発に役立つ可能性もあるという。 ネコはマタタビを見つけると(1)葉をなめたり、(2)かんだり、(3)顔や頭をこすり付けたり、(4)葉の上でゴロゴロと転がったりする。10分程度続いた後は数時間、マタタビに全く興味を示さなくなる(岩手大学提供) ネコは、なめたりかんだり、顔や頭をこすり付けたり転がったりして、マタタビにじゃれつく。1950年代の研究で、ネコが化学物質「マタタビラクトン」の仲間を嗅ぐためとされた。これに対し研究グループは昨年、ネコが反応する最も強力な物質が「ネペタラクトール」であることを発見。これに蚊を避ける効果があり、じゃれると蚊に刺

    肉食のネコがなぜマタタビをなめ、かむのか、岩手大などが解明
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    prna79 2022/07/27
    “ネコがマタタビの葉をなめたりかんだりすることで、蚊を遠ざけるマタタビの性質を強め、しかも同時にネコ自身をマタタビにより強く反応させることが分かった、と岩手大学など日英の研究グループが発表した。”
  • 「ウニフェス」も! ウニを食べてケルプの森を救え、米西海岸

    米カリフォルニア州のメンドシーノ・コーストでは近年、気候変動など複数の要因が重なり、アメリカムラサキウニが急増している。(PHOTOGRAPH BY MARK CONLIN, ALAMY STOCK PHOTO) 米カリフォルニア州エルクの崖の上にあるレストラン付き宿泊施設「ハーバーハウス・イン」では、太平洋を眺めながらミシュランの星付きの新鮮な地元産シーフード料理が楽しめる。だが、眼下の海で漁獲されるアメリカムラサキウニはおいしいだけではない。 このウニをべれば、地域の自然保護活動に協力することになるのだ。 アメリカムラサキウニは、昆布の仲間であるケルプの森を荒廃させる要因になっている。ケルプの森は、多様な海洋生物が保たれる沿岸生態系にとって重要な柱だが、近年は危機的なペースで減少している。カリフォルニア州北部の沿岸では2014〜2019年の間に、コンブ科の海藻ブルケルプの約95%が失

    「ウニフェス」も! ウニを食べてケルプの森を救え、米西海岸
    prna79
    prna79 2022/07/27
    “「より多くの情報が人々に伝わって、ウニをたくさん食べてもらえたら、状況の改善にきっと効果があるでしょう」と、カメラー氏は話している。” 寿司で食おうぜ。
  • マダニからうつる危険な感染症が急増、15年間で倍以上に、米国

    クリイロコイタマダニの口部。走査型電子顕微鏡(SEM)で撮影後に着色。クリイロコイタマダニは、イヌの疾患を媒介する動物の中で世界的に最も重要なものの1つ。米国ではヒトの病原体を媒介するマダニがまん延し、マダニ媒介感染症が増加している。こうした疾患の中には、診断や治療が困難なものもある。(PHOTOGRAPH BY STEVE GSCHMEISSNER, SCIENCE SOURCE) ニコール・マラコウスキーさんはパワフルな女性だった。米空軍士官学校を卒業後、F-15E戦闘機のパイロットとしてイラクに派遣され、第333戦闘飛行隊長を経て、空軍のアクロバット飛行チーム「サンダーバーズ」初の女性パイロットとなった。既婚者で双子の母親でもある。 異変が始まったのは2012年、夏かぜのような症状とともに発疹が出たときだった。軍医はクモに噛まれたのだろうと診断し、外用クリームを塗って抗生物質を処方し

    マダニからうつる危険な感染症が急増、15年間で倍以上に、米国
    prna79
    prna79 2022/07/27
    “とれたマダニはポリ袋に入れて冷凍庫で保管し、万が一、症状が出た場合には検査に出せるようにしておくとよい。発熱や発疹がある場合は病院に行こう。”
  • もっと二酸化炭素を取り込める作物を、 遺伝子編集研究が始動

    米カリフォルニア大学バークレー校の微生物生態学者ジル・バンフィールド氏(右)は、カリフォルニア州ビッグズにあるイネ試験場の水田の土壌微生物を調べている。彼らの目標は、メタンを排出する微生物や、土壌中に炭素を貯留できる微生物を特定することだ。(PHOTOGRAPH BY ANDY MURDOCK, INNOVATIVE GENOMICS INSTITUTE) 危険なレベルの地球温暖化を防ぐには、化石燃料の使用をすぐにやめる必要があるが、それは事実上不可能だ。ゆえに科学者たちは、大気中の炭素を集めて固定する技術も必要だという。 その最たる手段の1つが植物だ。植物は光合成によって毎年数百億トンもの二酸化炭素(CO2)を大気中から除去している。そうした炭素の約半分は植物の根や土壌に貯留され、数百年から数千年にわたって地中にとどまることになる。 では、植物や土壌がもっと炭素を除去するようにできるとし

    もっと二酸化炭素を取り込める作物を、 遺伝子編集研究が始動
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    prna79 2022/07/23
    “CRISPRを用いたゲノム編集という新しい技術で改変された作物に対して、警戒心を抱く農家もいるだろう…それでも…ゲノム編集作物を育てたいというコミュニティーは多いのではないかと氏は考えている。”
  • 砂浜のすぐ近くで群れるサメが年々増えている、ドローンで判明

    米フロリダ州マイアミ沖の温かい浅瀬に集まるカマストガリザメ。(PHOTOGRAPH BY SYDNEY PETERSEN, NATIONAL GEOGRAPHIC) 毎年夏になると、太平洋に面した米カリフォルニア州やオーストラリアの砂浜に、多くのサーファーが押し寄せる。しかし、海のなかではホホジロザメの群れが浜のすぐそばまで迫ってきていることにほとんどの人は気づいていない。しかも、その数は年々増えているという。 それがわかったのはドローン技術のおかげだ。ドローンによる上空からの観察は、地上や海面付近からは見えないサメの動きや捕行動、社会的な関係、自分たちの生息海域に入ってきた人間に対する反応などを明らかにし、サメ研究に変革をもたらしている。 「当初は、このような形で研究に使えるとは思っていませんでした。ところが導入から数年のうちに、ドローンはなくてはならないツールになりました」と話すのは

    砂浜のすぐ近くで群れるサメが年々増えている、ドローンで判明
    prna79
    prna79 2022/07/20
    “ドローンによる監視システムの目的は人々の安全を守ることだが、サメの保護にも重要な役割を果たしている。”
  • わずかに残る西アフリカのライオン集団、復活させることは可能か

    絶滅の危機にある西アフリカのライオンは、これまで群れを形成しないと考えられていた。しかし、ここセネガルのニョコロ=コバ国立公園では、発信器付きの首輪をつけたメスのフローレンスが、群れのメンバーであるほかのメスと一緒に横になっている姿が見られた。(Photograph by John Wendle) アフリカ西海岸の国セネガル。その南東の端にあるニョコロ=コバ国立公園は、1981年にはユネスコの世界遺産に登録された広さ9000平方キロメートルの生物圏保護区だが、その存在はほとんど知られていない。セネガル国立公園局と野生ネコ科動物の保護団体「パンセラ(Panthera)」は、ニョコロ=コバに生息する約30頭のライオンを、地域絶滅の危機から救うために奮闘している。 ニョコロ=コバのライオンは、その獲物となる動物たちが密猟の危機にあるばかりでなく、ライオン自身も密猟の対象となっているのではないかと

    わずかに残る西アフリカのライオン集団、復活させることは可能か
    prna79
    prna79 2022/07/20
    “西アフリカのライオンは、アフリカ南部のライオンに比べて体高が高く、筋肉質で、オスにもたてがみがない。” ライオンにそんな見た目でわかるような多様性があるとは知らなかった。
  • ホリネズミが「農業」、地下トンネルで作物を育て食料に、研究

    トンネルを掘ってできた土を捨てるナントウホリネズミ。(PHOTOGRAPH BY HOUSTON WELLS) 農業を営むのは、人間だけとは限らない。例えばハキリアリは、切り落とした木の葉を巣に持ち帰り、そこで菌類を育ててエサにしている。腐った木の中で菌類を育てる甲虫もいる。あるスズメダイの仲間は、好物の藻が生える場所の手入れをし、好ましくない藻が生えてきたら引き抜くという。(参考記事:「ハキリアリは農業を営む(パート1)」) そして今回、ナントウホリネズミ(Geomys pinetis)という小さな哺乳類も、植物の根を管理し、肥料を与え、べるために収穫していることを示す証拠が見つかった。この研究論文を7月11日付け「Current Biology」に発表した研究者たちは、これらの行動が農業の定義に当てはまると主張する。 「ナントウホリネズミは、植物の成長を助け、土壌を改善し、農作物の管

    ホリネズミが「農業」、地下トンネルで作物を育て食料に、研究
    prna79
    prna79 2022/07/14
    “そして今回、ナントウホリネズミ(Geomys pinetis)という小さな哺乳類も、植物の根を管理し、肥料を与え、食べるために収穫していることを示す証拠が見つかった。”