生干し するめ スルメを裂いたもの 石炭ストーブ(ダルマストーブ)でスルメを炙る(北海道旅客鉄道(JR北海道)「SL冬の湿原号」車内 2009年2月) スルメ(鯣)は、イカの内臓を取り除いて素干しや機械乾燥などで乾燥させた加工食品。乾物の一種。古くから日本、朝鮮半島、中国南部および東南アジアにおいて用いられている食品で長期保存に向いている。日本では縁起物とされ結納品などにも用いられ寿留女と表記される。俗語としてアタリメとも言う。 ヤリイカ、ケンサキイカ、スルメイカなどのイカの身を切り開いて、内臓・眼球を取り除き、残しておいた足と共に、竹串を通すなどして広げる。これを天日干し等の日乾や、室内や庫内で火を焚くなどして温度を上げ乾燥させる火乾(機械乾燥)などの方法で乾燥させる[1]。このとき水分量は重量の約20%となる。 長期保存に向いており、水で戻して出汁をとる、煮物に用いる、昆布や数の子など