カバーグラスを洗うやり方としては 1)硝酸や硫酸などの強酸 2)ただの洗剤 があって、プラスミド精製に例えるなら1)がセシウム、2)がキアゲンみたいなところがあるというのは前回書いた通りなのですが、そもそもの問題として、あんなに激しくシャカシャカして、傷かつかないかということなのですが、気になるので顕微鏡で覗いてみました。 こちらが、洗う前のカバーグラス で、こちらが洗剤(もしくは酸で)洗った後のカバーグラス うーむ。だいぶ傷入っていますね。位相差の顕微鏡で見るともっと激しく入っていて、ちょっと心配になります。 実際、超解像度顕微鏡のレベルになるとこれはかなり問題になるみたいで、たとえば蛍光ビーズを撮影した場合、場所によって波長ごとの像のずれ方が変わってくるような印象があります。ずれとしてはせいぜい100nmぐらいですので、普通の顕微鏡で見る分には全く問題がないのですが、これが超解像になる