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ブックマーク / sofusha.moe-nifty.com (7)

  • 第5信「チューリングマシンの精神分析」 - 斎藤環から茂木健一郎への手紙:書籍出版 双風舎:【連載】「脳は心を記述できるのか」

    斎藤環から茂木健一郎への手紙 ■脳はとてもたいせつです 茂木さん、迅速なお返事をありがとうございます。今回は私のほうが、すこし遅れてしまいました。すみません。なにしろ私からのお手紙はこれが最終なので、ちょっといろいろ書きあぐねることもありまして。どうかご寛恕ください。 それにしても、今回茂木さんにいただいたお手紙は、じつにすばらしかった。読み飛ばさずに、じっくりと堪能させてもらいました。これは最近私が拝見した茂木さんの文章のなかでも、ベストのものかもしれません。 で、いうまでもありませんが、私は茂木さんが書かれている内容については、ほとんど同意できませんでした。そのことは、あとでくわしく述べます。でも、内容に同意できるかどうかなんて、些細といえば些細なことです。 私の信ずるところでは、文章でいちばんたいせつなのは、たぶん内容の「正しさ」などではない。茂木さんに取り憑いて、あの濃密な文章を書

    psypub
    psypub 2010/06/22
    改めてもういっぺん読んでみよう
  • 書籍出版 双風舎:【連載】齋藤環と茂木健一郎の往復書簡「脳は心を記述できるのか」

    <茂木健一郎から斎藤環への手紙> ■不同意であることを同意する 斎藤環さま。 とても興味深いお手紙を、ありがとうございました。 私たちの祖先は、アフリカで誕生し、それから世界各地に散らばっていったと考えられています。遠くへ、もっと遠くへと赴こうとするのは、どうやら私たちの能のようです。物理的空間だけでなく、概念の世界のなかにおいても。できるだけ、遠くにいくには、どうすればよいか。斎藤さんの議論を拝読しながら、なぜかそんなことを考えていました。 議論をするということの意味は、いったいなんでしょう? 斎藤さんは、依然として私の観点の多くに同意できないといわれる。私は、それでもよいのかもしれないと思います。そもそも、多様性を育むことをよしとする現代において、共感とか同意などだけに価値を置く必要はないと考えるからです。 むしろ、お互いの立場がどれほど離れているかを確認する。そうして、とりあえずは

    psypub
    psypub 2010/04/05
    おおおRT @kenichiromogi 斎藤環さんとの往復書簡の返信 「因果性と自由」
  • 書籍出版 双風舎:【連載】「脳は心を記述できるのか」第3信 「人間」と「言語」、あるいは偶有性のアスペクト

    斎藤環から茂木健一郎への手紙 ■はじめに 茂木さん。2年半のブランクを経て、この往復書簡がゾンビのごとく蘇ったことを、とりあえずはどう受けとめたものでしょう。 ずっと涙目で返信を待ち続けていたものの、私はこの往復書簡はとうに終わったものと考えていました。返信がいただけなかったのは、とても悲しいことではありましたが、その事実もまた「茂木健一郎」という人物の一側面であることを示しえたと考えて、それで満足することにしたのです。 もっともこの企画、茂木さんによるガン無視パフォーマンスによって世間的に有名になったというところもあって、私もずいぶんとおもしろい経験をしました。 いろんな媒体から取材を受けました。たくさんの人たちから「無視されてかわいそうに」と同情していただきました。なかでも、さる著名ミュージシャンは、この企画が往復しないほうに賭けてずいぶん儲けたということで、お礼にとごちそうしてくれま

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    psypub 2010/03/04
    なんとびっくり,また,つづいた。ま,これへの返信は当面ないんだろうな……。 「斎藤環と茂木健一郎の往復書簡「脳は心を記述できるのか」 第3信(斎藤環)」B!
  • 書籍出版 双風舎:【連載】「脳は心を記述できるのか」

    茂木健一郎から斎藤環への手紙 ■拝復 たいへん興味深い手紙をありがとうございました。斎藤さんがあげられた問題は、どれも私の関心領域(意識の問題)の質にかかわる、エッセンシャルなものと考えます。 お返事を差しあげるまでに、ずいぶんと時間がたってしまい、申し訳ありません。この間、斎藤さんとの往復書簡のことがずっと気にかかっていましたが、さまざまな事情から、ご返信が遅くなってしまいました。心からお詫び申しあげます。 斎藤さんがお手紙のなかでご指摘くださったさまざまな点は、たいへん興味深いことばかりでした。斎藤さんは、「クオリア」を疑いのないこの世界属性として立ててしまうことが、ナルシシズムにつながると書かれた。昨今のいくつかの危険な社会的風潮との関連性も指摘された。また、ジャック・ラカンの「我思う、または、我は在る」という言葉を引用して、(クオリアを感じる主体としての)「私」は、確固とした単一

    psypub
    psypub 2010/01/06
    内容はともかく,VIVA返信。ついでに菊地成孔も読んできて,ちゃぶ台返しの鼎談やってほしい
  • 茂木さんと佐藤さん - 書籍出版 双風舎

    論創社という出版社のウェブページで連載されている小田光雄さんの「出版クロニクル」という連載は、出版に関心をもつ多くの人たちにより、ブログなどで参照され、言及されています。 私が思うに、小田さんの連載は、日の出版業界の動向を俯瞰して見るための、もっともコンパクトにまとめられた情報源であり、また業界批評でもあります。 出版社で働く営業さんや編集さんのみならず、書店、取次、コンビニ、キヨスクなど流通の現場で働く人、そして印刷、製、デザインなどの業者さん、さらにはを書く著者の方々にも、ちらっとでもかまわないので目を通していただきたい連載です。 今回は、2009年2月26日から3月25日のトピックスをまとめた「出版クロニクル 11」のなかの、「サイゾー 4月号」に掲載された記事についての小田さんのご意見を紹介し、私見を述べようと思います。くだんの記事は、特定の知識人のばかりが売れるのはなぜか

  • =往復書簡= 「週刊朝日」に関連記事---書籍出版 双風舎

    斎藤さんと茂木さんの往復書簡ですが、茂木さんは「長考」に入っているとのことです。 「週刊朝日」3月28日号に「論争では『引きこもり』の茂木健一郎を斎藤環が叱る」という記事が掲載されました。その記事のなかで、書簡のルールを守っていただけていない茂木さんに対して、斎藤さんは「茂木さんは、あまりに不誠実。私は抗議します。涙目で」とコメントしています。 そして、同誌の取材に対する茂木さんの回答が「やりとりを楽しみにしていましたが、いろいろ詰めるべき点があり、結果として『長考』に入っています。斎藤さんには、お待たせして申し訳ないと思っています」でした。 このようにして、ようやく往復書簡に関する茂木さんの声を、なんと「週刊朝日」経由で聞くことができました。「お待たせして……」とありますが、6月に茂木さんの復信を掲載する予定でしたから、読者も斎藤さんも弊社も、9ヶ月ほど待っています。 この件に関しては、

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    psypub 2008/03/28
    超絶がっかりイリュージョン。茂木氏つくづくオワットル
  • 斎藤環と茂木健一郎の往復書簡「脳は心を記述できるのか」 第1信 「価値のクオリア」は存在するか?(斎藤環)

    斎藤環から茂木健一郎への手紙 はじめまして。 はじめておたよりします。斎藤環と申します。 茂木さんの著書は何冊か読ませていただきましたが、その精力的な活動のすべては、とうていフォローし切れていない点をまずお詫びいたします。 そのかわりといってはなんですが、妙なエピソードからはじめさせていただきます。 じつは私は、茂木さんとこれまでに何度かニアミスしているんですよ。たとえば、私は2006年の夏休みにフライブルクに行ったんですが……(といえばピンと来るかも知れませんね)、ルフトハンザ機内で私たち家族の斜めうしろに茂木さんが座っておられました。驚いたのは、往路だけならまだしも、復路の機内でもほぼ同じ位置関係で、なんというか、この「偶有性」には驚かされました。思えばあの時点で、この企画は萌芽的かつ徴候的に成立しつつあったのかもしれませんね(笑)。 私の茂木さんへの親近感はこれに留まりません。私たち

    psypub
    psypub 2007/12/11
    若干の生暖かさをこめて,今だからこそブクマ
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