夏に強いガンバ大阪が戻ってきた。 9日、大宮アルディージャに勝利し、これでブラジルW杯終了後、Jリーグが再開してから破竹の5連勝。再開時点では16位とJ2降格圏だったが、一気に5位まで順位を上げた。 そして注目すべきは5連勝の内容だ。15得点1失点とズバ抜けた破壊力と守備の安定感を誇る。混戦がつづくJリーグで、ガンバが調子を上げてきた理由とは、いったい何なのか。 「パトリックの存在が大きい」 そう語るのは、今野泰幸だ。 今夏に移籍してきたブラジル人FWは、華麗なテクニック派ではなく、どちらかというと運動量やキープ力など泥臭いプレーが目立つタイプ。W杯中断中のキャンプではその特徴を活かして宇佐美貴史とのコンビネーションはもちろん、チームとしてどう機能させるかを意志統一してきた。 その狙いのひとつが、DFの裏狙いだ。 「パトリックは、困った時に裏へ蹴れば頑張ってキープしてくれる。裏に出すと相手
![G大阪、降格圏から真夏の復活劇。攻撃の幅がもたらす「余裕と効率」。(佐藤俊)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a777c8ff09b14361144a84a1dd025dbaafb0fef0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F0%2Fe%2F-%2Fimg_0edef0eac4a498be9be8dcd4597619ac319099.jpg)