前回の記事に、「ベンチャーキャピタルは2010年に向けて慎重ながら楽観的に期待を膨らませている」と書いたが、その後市況は継続好転しており、さらにIPOを準備している企業の名前を多く聞くようになった。 2010年は50件以上の上場を予想するベンチャーキャピタリストもいる。これは、2009年の13件、2008年の6件からみると大きなジャンプで信じられないような数字ではあるが、2005年、2006年は年間50件以上のIPOがあったことからも不可能な数字でない。 また、IT業界では、出会い系サイトで賛否両論あるFriendFinder Networksや携帯電話アプリのMotoricityが上場に向けた申請をした。これらはまだ大きな赤字を抱えたり、売上げの成長が鈍化したりするなどネガティブな条件が多々ある中、大手投資銀行が積極的に関与していることからもやはり2010年前半はIPOラッシュが続くのか
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