法律があり、生前からその意志をドナーカードに残していた人が脳死になったならば、家族の同意のもとで臓器が提供できるという状況がありながらも、これまで年間10件程度とその例数がきわめて少なかった臓器移植医療です。15歳以下の臓器提供もできなかったこともあり臓器提供を増やすために検討が続けられてきた臓器移植法改正ですが、昨日衆議院本会議で採決が行われ、最初に採決されたA案が賛成263、反対167という大差で可決されてしまいました。私としては、あまりに大差で簡単に可決されてしまったという印象です。 何も根拠がないのですが、今まで臓器提供が少なかったという事実が、国民の多くが臓器移植に積極的には賛成していないことを示しているような気がしますので、衆議院の意見分布は必ずしも国民の意見分布を反映していないかもしれず、この件に関しては参考として国民投票でもやることの意義はあると思います。この期に及んで新聞