◇全国女性シェルターネット・近藤恵子代表に聞く 配偶者暴力防止・被害者保護法(DV防止法)が施行されてから10年。DV被害や性暴力被害を受けた女性や子どもを支援する活動を続けてきたNPO法人・全国女性シェルターネット共同代表の近藤恵子さん(64)=札幌市在住=が今年度の男女共同参画社会作りの功労者として内閣総理大臣表彰を受賞した。被害をなくすためには何が必要か。DVや性暴力の現状を含めて聞いた。【構成・片平知宏】 ◇声を上げられぬ女性多く 被害者相談一元化も <93年に札幌で駆け込みシェルター「女のスペース・おん」を開設した。それまでもDV被害者やセクシュアルハラスメント訴訟支援などに取り組んできたが、継続的に情報や人を集められる場の必要性を感じたからだ> 2人のスタッフがいたが、席を立つ間もないほど電話や訪問が相次いだ。タクシーで逃げ込んで来たり、体中にあざがあって、よく生きていたなあと
台湾・台北(Taipei)で行われた女性の同性婚集団ウェディング・パーティーで指輪を見せるカップル(2011年8月21日撮影)。(c)AFP/Sam YEH 【8月22日 AFP】台湾の台北(Taipei)で21日、約80組の女性同士のカップルが同性婚の集団ウェディング・パーティーを行った。 台湾では同性婚は認められておらず、パーティーに法的な効力はないが、警察当局の介入や抗議行動などはなかった。アジアで同性婚を合法化している国はなく、参加者たちはアジアの先陣を切って台湾で同性婚が合法化されてほしいと願っていた。 参加カップルは主催者から非公式の結婚証明書を受け取り、キスや抱擁を交わした。1組のカップルが指輪を交換し「誓います」と言うとパーティーは最高潮の盛り上がりを見せ、会場に集まった親族、友人、見物人など約1000人から温かい歓声が沸き起こった。(c)AFP/Amber Wang
[教科書比較](1)憲法 2012年度中学校歴史教科書の各社比較 [画像を拡大] 2011年8月20日 09時55分Tweet(3時間56分前に更新) 来春から中学生が手にする教科書の採択が、大詰めを迎えている。八重山地区で議論が渦巻く「新しい歴史教科書をつくる会」系の育鵬社と自由社版の歴史・公民教科書は「集団自決(強制集団死)」以外に、憲法や在沖米軍基地、男女平等のあり方などをどう捉えているのか。専門家や教員らに、帝国書院や東京書籍など他の5社と比較してもらった。 「中学の教科書を読む機会はあまりなかったが、こんなに違うのか」。琉球大法科大学院の高良鉄美教授(憲法学)は、驚きながら各社の記述に目を通した。 憲法の成り立ちで、育鵬社と自由社が強調しているのが、連合国軍総司令部(GHQ)による「押し付け憲法」の側面。教育出版や東京書籍、清水書院が、民間の研究者らの憲法案を参考にしたことを記し
[教科書比較](2)男女の平等 2012年度中学校公民教科書の各社比較 [画像を拡大] 社会 2011年8月20日 09時56分Tweet(3時間56分前に更新) 「極めて観念的」。沖縄女性史家の宮城晴美さん(61)は育鵬社、自由社の教科書をこう見る。「家庭生活」「男らしさ・女らしさ」「(男女の)役割」などの言葉をちりばめた両社の教科書は「家(家父長)制度」「ジェンダー」の教育を進めるテキストであり、戦前の教育をほうふつとさせる、と話す。 「憲法(24条)は…家庭生活を営むことを求めています」(育鵬社)の記述。「憲法は『家族生活における個人の尊厳と両性の本質的平等』をうたっている。『家庭生活を営む』ことを求めているわけではない」と指摘する。 また「男女の本質的平等は…助け合い、いたわり合う関係を築くこと」の表現は「男女の本質的平等とは、性別に起因する政治、経済、社会的などの差別の撤廃を意味
首都大学東京(八王子市南大沢)は現在、進学を目指す女子中高生を対象に「東京理系女子探検隊プロジェクト」を進めている。 同大は東京都立大学、東京都立科学技術大学、東京都立保健科学大学、東京都立短期大学の4つの大学が統合し、2005年に開設。都内の八王子市南大沢、日野市旭が丘、荒川区東尾久、中央区晴海などにキャンパスを持つ。 科学技術振興機構(埼玉県川口市)の「女子中高生の理系進路選択支援事業」の一つとして進められている同プロジェクト。「本学では、男女共同参画をはじめとした多様性の享受を意味する『ダイバーシティ』の推進を大学の重要な取り組みの一つと位置付けている」と同大学ダイバーシティ推進室の担当者。「そうした中、事業の公募があり、本プロジェクトを立ち上げて大学として申請した」。 今年5月に同事業に採択されたことを受け、7月から本格的にプロジェクトを開始。理系分野に進んだ女性とのコミュニケーシ
【寄稿】 米国のHIV診療と教育システム ライアンホワイトクリニックでの実践を通して 神野定男(Clinica Sierra Vista/米国感染症専門医) 私は現在,米国カリフォルニア州にある「ライアンホワイトクニック」(Ryan White HIV Primary Care and Infectious Diseases Specialty Clinic)と呼ばれる無保険・低所得のHIV感染者を対象にしたクリニックで,感染症専門医として働いている。本稿では,米国でのHIV診療におけるライアンホワイトクリニックの役割およびHIV専門医の生涯教育システムについて紹介したい。 ライアンホワイトクリニックとは ライアン・ホワイトとは,血液製剤からHIVに感染した患者の名前である。ホワイトは血友病患者であり,血液製剤からHIVウイルスに感染し,14歳の時点でAIDSを発症,18歳でAIDSによっ
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