音声ブラウザ専用。記事本文とカテゴリナビへ移動するためのナビゲーションスキップです。 記事本文へ移動したい場合はこちらをクリックしてください。クリック! カテゴリナビへ移動したい場合はそのままお進みください。 妊娠後早い時期の10週以降から、採血だけで検査ができる。胎児のダウン症を含め、3種類の染色体異常の有無をほぼ確実に判別する。米国の民間会社が2011年に実用化した「母体血胎児染色体検査」と呼ばれる新しい出生前診断だ。 国内の医療施設で検査導入が表面化してから約半年、臨床研究の在り方を検討してきた日本産科婦人科学会が、実施指針を決めた。安易な普及を強く戒め、妊婦に専門的な助言ができる施設に限定する。そんな内容である。 長崎大病院や国立成育医療研究センターなど約20施設が、内部の倫理委員会の承認を得て実施の準備を進めている。日本医学会に設けた認定・登録機関で審査が行われており、早ければ4