「ダイ・ビューティフル」ジュン・ロブレス・ラナ監督(右)[映画.com ニュース]第29回東京国際映画祭コンペティション部門の観客賞が11月3日に発表され、フィリピン映画「ダイ・ビューティフル」が栄光に輝いた。授賞式に出席したジュン・ロブレス・ラナ監督は、受け取ったトロフィを胸の前で掲げて、プロデューサーのペルシ・インタランとともに満面の笑みを浮かべた。 ラナ監督は「コンペティション部門に選出されること自体、驚きでした。本当にありがとうございます」と感謝を述べ、「この受賞によって、映画が言語、人種も関係なく、結束を強めてくれるものだと確信しました」と語った。 映画は、美しく生きることを懸命に貫きながら、急死したトランスジェンダー、トリシャ(パオロ・バレステロス)のおかしくも哀しい軌跡を、巧みなフラッシュバックを駆使して描く物語。ラナ監督が、2014年にフィリピンでとあるトランスジェンダーが
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