こないだ、久しぶりに更新したブログの中で、「エンタの神様」について少し触れた後、改めて番組の本放送を見ながら、どうして、この番組を面白いと感じないのか、むしろ不快な気持ちになってしまうのか、ということを改めて思った。このブログの中で、お笑いに関する悪口は基本的に書きたくないと思っていたのに、つい書いてしまった、ということで後味が悪かったせいもある。ただ、どうも、「エンタの神様」だけは違う気がするのだ。 少し遠回りになるかもしれないが、お笑いの「批評性」ということから考えてみる。作品を提供する側(この場合は、芸人および番組サイド)にとっての「批評性」の意味を簡単に言ってしまえば、まずは、 ①「観客の視点で考える」 ということになるだろう。そして、それと同時に、 ②「作品を見る新たな視点、角度を観客に提供する」 ということになるのではないか。 「観客の視点で考える」ということは、もちろん、独り