HOMECOLUMN FROM VISITOR第25回 Unknown Pleasures: Inside Joy Division (English Edition) Kindle版 前回このコラムを書いた時、半分しか読んでなかったポスト・パンク・バンド、ジョイ・ディヴィジョンのオーラル・ヒストリー本『この妬けるほどの光、この太陽、そしてそれ以外の何もかも』全部読みました。イアン・カーチスの奥さんデボラ・カーチスが「彼はサッチャーを素晴らしいと考えていました」と語っていて、あっやっぱりと思いました。ポジティヴ・パンクというバンドたちはそういうバンドだったわけです。荒廃した都市の中で「イアンは興味を惹かれていました。ああした華麗さ、制服だの威風堂々な行進といったもののすべてが好きだったんだと思います」(デボラ・カーチス)というように、別にそれで民族浄化をしたりする気はないと思うけど、パンク