三十一日の衆院選と同時に実施される最高裁裁判官の国民審査に合わせ、共同通信は対象となる十一人の裁判官にアンケートをした。(1)最高裁裁判官としての信条(2)最高裁審理のインターネット中継など、開かれた司法のための工夫(3)裁判官十五人中女性は二人だが、妥当か−を聞いた。 「憲法の番人」と呼ばれる最高裁裁判官十一人へのアンケートでは、夫婦別姓や同性婚という価値観の多様化を反映した訴訟への向き合い方や、無罪判決に対する抗議の「フラワーデモ」が広まり、処罰範囲を拡大するかどうかの議論が進む性犯罪について尋ねた。