企業・組織においてDXの推進が加速している中で、従来よりも柔軟かつスピードのあるクラウドを基盤としたビジネス戦略の策定やサービスの展開が求められるようになっている。その中で、マイクロソフトが提唱しているのが「CAF(Microsoft Cloud Adoption Framework for Azure)」という新たなフレームワークだ。今回は、マイクロソフト主催のイベントに参加し、このCAFとはどのようなものなのか優位性はどこにあるのかを探っていく。 コロナ禍でさらに高まるクラウド需要 クラウドの時代となり企業においてはその環境整備が急務となっている。政府により提唱された「Society5.0」や働き方改革の実現に向け、いわゆるDXが推進され始めたこともあり、企業は従来のITインフラはもちろん自社のIT戦略自体を大きく見直さなければならない岐路に立たされている。 実際に、2020年10月1